大学の友達とNBAを見るためにニューヨークへ行ってきました。
そのときのことをいろいろと書き残して置きます。
ブログ運営の都合で書き直しています。
旅行は2013年3月に行ってきました。
マディソンスクエアガーデン
34 St. Penn Stationで降りました。上がったらすぐにマディソンスクエアガーデン（Madison Square Garden）です。Wikipedia曰く「世界で最も有名なアリーナ」。試合まではまだ時間があったのですが、周りに時間を潰せるスポットがあるだろうと予想して移動しました。
なのですが、意外となにもなかったんですよね・・。アリーナの入口に写真が飾られているぐらい。過去にあった大きなイベントを紹介しています。
こちらはニックスの主力選手たち。
ショップがあるかなぁと思っていたのですが、見当たりませんでした。その後、試合前に行くと開いていました。けっこう小さなショップでした。ですがＮＢＡのグッズはＮＢＡストアで買うと決めていたので、がっかりしたわけではありません。ＮＢＡストアには翌日行きました。
時間つぶし
さて、時間を潰さなきゃいけなくなりました。行き当たりばったりすぎましたね。その辺をぷらぷらしてるだけですごい楽しかったのですが、あいにく雪混じりの雨が強くなってきてしまいました。
とりあえずメイシーズ（Macy’s）という有名な百貨店が近くにあるので行ってきました。日本の百貨店とあんまり変わらないなぁという印象でした。服のディスプレイの仕方なんかは日本の方が凝っているかも、なんて思ったりもしました。おしゃれなニューヨーカーたちはどんなところで服を買っているのでしょうか。
試合会場で晩御飯を食べるつもりだったのですが、おそらくジャンクフードになるだろうと話していました。だったらちょっとおやつでも食べようと話がまとまりました。
近くにスタバの看板が見えたのでそちらへ歩いていきます。ここで、道路をはさんだ反対側になんかいい感じのカフェがありました。日本にもスタバはあるから、ということでそちらへ入りました。
Andrew’s coffee shop（ホームページ）というお店でした。ホームページにメニューや店内の様子なども載っています。なかなか繁盛していました。
さて、何を食べようか。Ｋ君が持参していたガイドブックのスイーツ特集を見て、ニューヨークチーズケーキなるものが有名だ、ということは３人の頭に入っていました。だからデザートメニューにNew York Cheesecake $4.50の文字を見つけた時は、これだ！と即決でした。店員さんの愛想がすごく良くて「チーズケーキ３つ」とオーダーすると、「そのオーダーはナイスだね！うちのチーズケーキはおいしいよ！」みたいなことを言ってくれました。チーズケーキはこちら。
ニューヨークチーズケーキってのはチーズケーキのジャンルの１つみたいですね。あんまり日本では食べたことなかった風味。すごく濃厚でおいしかったです。それにしても大きかった。３人で１つにしても味わえるだけの量はあったんじゃないかってレベル。
飲み物はみんなばらばらにしました。僕のはHot Chocolate made with milk $2.25です。Ｏ君がEspresso $2.25を頼んだのですが、そのあまりの少なさに一同茫然としました。カップの１０分の１ぐらいしか入っていませんでした。気になってあとで調べたところエスプレッソは忙しい人向けに短時間で飲めるようにと開発されたとか。これが普通なんですね。お店ではびっくりしてしまいましたが、知識不足でした。
さて、チーズケーキが大きかったので予想よりもたっぷり時間を使いました。試合がどんな感じになるだろう、なんて話していたら徐々に期待が高まってきます。
実はマディソンスクエアガーデンの近くにはあの有名なエンパイアステートビル（Empire State Building）がそびえています。この日は雲が厚かったのでてっぺんが見えません。
エンパイアステートビルには晴れた日の夜に来て、マンハッタンの夜景を見てみようと話していたのでこの日は近くに行ってみただけです。時間も迫っていましたし。
入場＆まさかの座席
試合開始１時間半ぐらい前に会場へ行くと、手荷物検査が始まっていました。金属探知機によるボディチェックも受けて、さぁアリーナへ入場だ、と思いきやここでかなり待つはめになりました。ここでどれだけ待たされたのか正確に覚えていないのですが、試合開始の１時間か３０分前に観客席へ入れました。
シートは学生らしく一番安いものにしました。準備編で書きましたが、だいぶぼったくられていたので安い気もしませんでしたが・・。１番上の４階席でした。選手の動きは分かるけど、顔はほとんど見えないぐらいです。ですが、それは予想していたからいいのです。
予想外の困ったシートに当たってしまいました。まずはこちらを見てください。
上の方に座っている人も試合を楽しめるように、コートの上に大きなスクリーンがついているのですが、僕らの席からみるとこんな感じになってしまいました。
上に張りだした構造になっているためにスクリーンさえも見えませんでした。得点すら分からなかったらさすがに楽しめません。
と思ったら一応小さいスクリーンが見えるところに付いていて、いつもテレビで見ているような映像が流れていたので助かりましたが。
写真を見てお分かりになると思いますが、ニックスのホームゲームは服装はとくに揃えないみたいですね。レギュラーシーズンだからかな？もちろん選手のユニフォームを着ている人は多かったですが。有名なとこで行くと、ヒートファンは白で揃えたりしていますよね。
ちなみに１枚目の写真はアリーナに入ってすぐに撮ったものです。客席はがらがらでした。控えの選手が数人、シューティングをしていました。控えの選手まで把握しているほどのＮＢＡ通ではないので、誰かわからない選手もいました。ごめんなさい。
ニックス側はシャンパート（Iman Shumpert）選手が黙々とスリーの練習をしていました。ほとんど外しません。さすがです。
サンダー側も一目で分かる人がシュートを撃っていました。フィッシャー（Derek Fisher）選手でした。通路でファンのサインに応じたりしている様子も見れました。あとはコリソン（Nick Collison）選手もいました。
練習していた選手たちは１度全員ロッカールームに引っ込んでいきました。その後、主力選手も含めた全員がコールされて整列します。それが２枚目の写真です。このころには客席はほとんど満員状態ですね。ニックスの選手は大歓声で迎えられていました。
この後、アメリカ国歌斉唱、ニックスの円陣などがありジャンプボールで試合がスタートしました。その様子は動画に撮ってあります。写真より動画の方がきれいに撮れているのがちょっと不思議です。
僕らの隣には１組の夫婦が来ました。ニックスのファンがくるんだろうなぁと思っていましたが、話してみるとおじさんは熱烈なサンダーのファンでした。エースのデュラント（Kevin Durant）選手がお気に入りな様子。こちらもＫ君がデュラントのファンなので意気投合です。ピーナッツをもらっちゃったりしました。すごく素敵なおじさんでした。試合が始まってみて気付いたのですが、奥さんはどうやらニックスのファンみたいでした。すごく仲良く観戦していましたが。
試合中は写真は撮りませんでした。友達はデジカメのズームを駆使してシュートシーンとかを狙っていましたが。僕はアリーナの雰囲気を楽しんでいました。
試合開始
さて、試合の行方を見守ります。実はこの試合の２個前の試合でニックスのエース、カーメロ（Carmelo Anthony）選手がけがをしてしまっていました。せっかくの生で観戦できるので、この試合で復活してくれることにちょっと期待をしていたのですが、だめでした。カーメロは欠場となり、一方的なゲーム展開でサンダーが勝ってしまうんじゃないか、そう予想していました。ホーム側のチームがぼろ負けしてしまう試合ほど見に行ってつまらないものはないですよね・・。
ここで窮地のニックスを救ったのはベンチスタートのJ.R.スミス（J. R. Smith）選手でした。２Ｑ・３Ｑでがんがん得点を獲りました。一時はサンダーが１０点ほどリードした場面もありましたが、スミスの活躍もあって３Ｑ終了時点でニックスが６点のリードでした。
ニックスが勝っているということで客席も徐々に盛り上がっていきました。センターのチャンドラー（Tyson Chandlar）が豪快にダンクを決めたときには大歓声。僕ら的にはサンダーのウエストブルック（Russell Westbrook）選手のダンクが見たかったのですが、この日はゼロでしたね。ちょっと残念。
４Ｑが始まります。サンダーがニックスのミスをついて一気に同点とします。ここからは一進一退のシーソーゲームでした。特にスミスにボールが渡ると客席がどよめきます。スリーを撃つとニックスファンたちは手を高く上げて期待をこめ、入ると立ち上がって客席全体が湧きます。あれはテレビを通しては伝わらないですね。すごい興奮しました。
最後のクラッチタイム。１点差でサンダーのリード。ニックスに２回、逆転のシュートチャンスが回ってきます。やはり、このゲーム大当たりのスミスにボールを託します。最後のシュート時はファン総立ち。ここで決めればアリーナは大騒ぎとなったのでしょうが、スミスはどちらも決められず。１点差でサンダーの勝ちとなりました。隣のおじさんはすごく喜んでました。ちなみにスミスは３６得点。すごかったです。
最初は席が悪くてちょっぴりがっかりしていましたが、最高の試合が見れて終わってみれば大満足。生で見ると客席の様子がわかるのがすごくよかったですね。みんなけっこう思い思いのことを叫んだりしてすごく楽しそうでした。バスケが根付いているアメリカがホントにうらやましいです。
最後の最後まで試合がもつれたので、試合が終わると２３時ぐらいでした。ファンたちはニックスが負けてしまったのでちょっと残念そうに会場を去っていきます。僕らも急いで地下鉄でホテルに帰りました。
