ちょっと前の話ですが、きゃりーぱみゅぱみゅが金山駅に来ました。
ミニライブと握手会が行われたようです。
このイベントが、なんだか焼畑農業みたいだなぁと思った話をします。
別に批判ではないですよ。
むしろ感心してしまいました。
きゃりーぱみゅぱみゅはまだまだ人気のあるアイドルです。
だからちょっと見てみたい気持ちもありました。
しかしかなり混むだろうと思いました。
がんばってまで見たいほどファンではないので行くのをやめました。
しかしそのイベントに行った友達がいました。
彼も僕と同じく、そこまできゃりーぱみゅぱみゅのファンではないのです。
ファンではないはずなのに、握手までばっちりこなしてきたと言ってしました。
握手をするにはその場でアルバムを買わねばなりません。
たぶん3000円ぐらいは払ったのではないでしょうか。
この話を聞いて、いろいろと考えました。
そしてすごく効率的だなぁと感心してしまいました。
ちょうど僕の友達のような人が、このイベントのターゲットだったのでしょう。
近くの駅にアイドルが来るから、ちょっと見に行ってみようかと思う人。
そして買えば握手ができるからという理由で、CDを買うのにお金を惜しまない人。
握手などたったの3秒ぐらいなので、回転が早そうですよね。
待ち時間もそこまで長くはなかったと友達が言っていました。
だから握手した人はなかなか多かったのではないでしょうか。
なかなかの稼ぎになったと思います。
しかしこういうちょっとミーハーな層は、一度握手をしたら二度目はしない人が多いと思います。
一回会ったからもういいや、となる人が多そうです。
だからもう一度金山駅でイベントを開いても、CDの売れ行きは落ちるような気がします。
でもイベントの仕掛け人はそれでいいと思っているのではないでしょうか。
名古屋では金山駅でイベントが開催されました。
それは1日きりのイベントです。
たぶん他の都市も回っていたのだと思います。
一度お金をとった場所ではもうやらない。
その代わり次の農地を切り開いていく。
そういうところが焼畑農業みたいだなと思ったのです。
ちょっとネガティブな響きになってしまっていますが、全然批判をしているわけではありません。
このやり方でファンが増えれば一石二鳥なわけですし、ビジネスとしては当然なのかなと思います。
でもいかんせん、僕には焼畑農業に見えるのです。