理系院卒のネットワークなブログ

意外なところに「つながり」ってありますよね

この世界の主人公やってます系人間の話

「自分がこの世界の主人公やってます系」の人ってたまにいますよね。
伝わるでしょうか。
このニュアンス。
非常に微妙な感覚ですが、どうか伝わって欲しい。

 

ブログをせっせとやっている人は、絶対にそういうタイプではない気がします。
むしろ真逆。
自分は世界の主人公になんてなれないんだと冷めた目で見てる人。
そういうタイプの人がブログをせっせと更新し、ブログで人生を語ったりしちゃってる。

自分はこの世界に生きているけど、一歩引いたところからその営みを見ている。
みんな笑ったり泣いたりしているのを、おれは見ている。
それについて思ったことをちょっと面白おかしく、時にはぴりっと皮肉というスパイスをきかせて、書き下ろす。

 

なんだか、心の底から楽しめないような気がしてしまうんです。
常に、今体験している出来事を記事のネタにできないか考えている。

一方で「自分が世界の主人公系人間」は、そんなこと微塵も考えない。
楽しむときは全力で楽しみ、悲しむときは全身で悲しむ。
世界は自分であり、自分は世界。
それ以外の窓はない。

楽しいだろうなと思います。
僕は当然、後者ですので。

 

彼らは大量のエネルギーを消費して、日々を生きているんだろうなと思います。
苦しい時は、相当苦しいんだと思います。
実際にそういう後輩がいるのです。

最近彼女に振られたらしいのですが、この世の終わりのような顔をしています。
でも、きっと徐々に立ち直っていくでしょう。
そして新しい女を作って、全力でラブラブしたり、声を張り上げて喧嘩したりするのでしょう。

きわめて単純な男です。
でも、嫌いになれない。
パワーのあるやつです。

それに比べて、自分は。
全力で感情を押し出した経験があるだろうか、なんて考えてしまいます。


人間は自分を表現したい生き物だと仮定するならば。
「主人公系」は、自分の考えを外へ出すことを全然恐れていないようにみえる。
基本よくしゃべる。
facebookに長々と自分語りの投稿をしたりする。

しかし、そうじゃない系のひとたちは、表現することをどこかで恐れている。
批判されたくない。
恥ずかしい思いをしたくない。
でも表現したい。
だから、匿名でブログを書く。
Twitterのアカウントを複数持っていたり、2chに書き込む人もいるのかもしれない。

それでも、出しているだけいいのではないかなと思います。
何を出すにしても、排出するってのは体にいいことです。

自分のやり方で出せばいいのではないでしょうか。
「主人公系」のようになりたくて下剤を飲んで学校に行ったら、惨事になる可能性が高いのです。

卑屈になる必要はないはずです。
日頃、表に出せていないものがあるなら、書けるところで書けばいい。
人にはそれぞれ、気持ちよく出せる場所があるはずです。

 

よかったらこちらも


優しい人=真面目な人=損な人 - 大学院生のネットワークなブログ


ブログ=人生の切り売り? - 大学院生のネットワークなブログ


元カノエフェクトってものを提唱したい - 大学院生のネットワークなブログ