はじめに
あなたにとって、モンハンシリーズで印象に残っている戦闘BGMは何でしょうか。手に汗握るモンスターとの戦いには、それを鮮やかに彩るBGMが添えられているはずです。思い出してみませんか。忘れられないあの戦いを・・・。
ちょっと臭い出だしですみません。ひとりのモンハンファンである僕が、印象に残っている戦闘BGMをランキング形式で発表したいと思います。みなさん自身のBGMランキングも考えながら見てみてください。
普段はBGMとしか聞いてこなかった曲も、これを期に高音質でじっくり聞いてみてはどうでしょうか。できればイヤホンやヘッドホンをつけて、サウンドを全身で体感してみてください。びっくりする曲もあるかと思います。
曲名や登場シリーズは主にモンスターハンター大辞典 Wiki*を参照させていただきました。
第5位 vs テオ・テスカトル 「炎国の王妃」
シリーズ:MH2、MHP2、MHF、MHP2G、MH4、MH4G
テオ・テスカトル&ナナ・テスカトリ 戦闘BGM高音質ver. - YouTube
ダダダッ、ダダダッと勇ましく始まり、炎王龍との戦いの開始を告げます。爆発音が多く響くテオとの戦いに非常によく合います。爆発音やボイスにかき消されてしまったり、自分自身がBGMを楽しむ余裕がなくなることも多々ありますが、この曲はいつも強敵との戦いを応援してくれています。テオのイメージである「勇猛さ」が余すとこなく表現された1曲だと思います。
MHP3で一旦テオが解雇されてしまいましたが、MH4で復活。理不尽な攻撃もなく、慣れれば戦いやすい人気の古龍です。再登場を喜んだハンターも多いのでは。
MH4、MH4Gにはいませんが、ナナ・テスカトリも同じテーマです。タイトルの「王妃」というのは王=テオと妃=ナナを表しているのだとか。
第4位 vs ジンオウガ 「鮮烈なる蒼光」
[MH]ジンオウガ戦闘BGM[閃烈なる蒼光]高音質 - YouTube
これまた始まり方が非常にかっこいい一曲です。徐々に近づいてきて響きが大きくなり、一気にメイン部分へと突入します。他の戦闘BGMとは一線を画すクールでロックな曲調。珍しくギターが使われているそうです。サビとそれ以外の部分がけっこう明確に分かれているので、サビが強く印象に残ります。高音質で聞くと、この曲が一番すごいと思いました。幾重にも重なりあった演奏をぜひじっくり味わってみてください。
ジンオウガはMHP3の看板モンスターでした。恐ろしい風貌とバチバチ電気を操ってくる様に、当時はびびったものです。そしてこの不安を煽るかのようなBGMが、厳しい戦いを暗示するかのようでした。
しかし慣れると隙だらけで戦いやすいモンスターです。パンチ攻撃も「お手」とか言われちゃったりして、舐められたものですね。今はBGMを楽しんでいられるだけの余裕があります。
ただし、G級亜種。テメーはダメだ。って感じですね。あのホーミング黒玉は嫌いです。見た目もおどろおどろしいですし。
第3位 vs クシャルダオラ 「嵐に舞う黒い影」
シリーズ:MH2、MHP2、MHF、MHP2G、MH4、MH4G
クシャルダオラ 戦闘BGM高音質ver. - YouTube
上位にはあと2曲ありますが、ここで登場。古龍の代表格クシャルダオラ。サビの高音が強く耳に残る一曲です。長く戦ってきたモンスターなので、BGMの印象も強いですね。
どちらかと言えば静かに始まり、徐々に盛り上がっていく構成。ブレス攻撃や竜巻の音など風を切る音が常に鳴り響くクシャルダオラ戦の中であっても、サビは強烈に響いて来ます。美しささえ感じる、冷徹な強さを曲の中に感じます。
じっくり聞いてみると、逆にサビがなんだかまろやかになった印象を受けました。それがちょっと意外でしたね。
風圧を攻略しないとまともに戦えないので、初心者にはつらいモンスターです。古龍という近づきがたい孤高の存在を象徴するBGMだと思います。あこがれというか、畏怖というか、そういう類の感情を呼び起こす1曲ではないでしょうか。不朽の名曲ですね。
MH4Gでは村ストーリーのラストで筆頭ハンター因縁の「錆クシャ」と戦うことになりますが、そこだけで流れる「嵐との決着」というBGMもあります。一度しか戦わないので覚えている方はあまりいないのではないかと思います。よかったらこちらも聞いてみてください。ちなみにG級の錆クシャクエでは流れません。
MH4G 風翔龍 (錆クシャルダオラ Rusted Kushala Daora) BGM - YouTube
第2位 vs ナルガクルガ 「闇に走る赤い残光」
「この曲がナンバーワンだわ!何言ってんだおい!」という方も多いのかな・・・?ごめんなさい。僕の中では2番なのです。
言わずと知れたMHP2Gの看板モンスター。今までのモンスターとは一線を画す素早い動きでハンターたちの度肝を抜きました。しかし慣れると非常に戦いやすく、よく見ると猫のようなかわいらしいフェイス。何より、このBGMは秀逸という他ありません。すべてがハイクオリティなモンスターであり、連戦が苦じゃないという数少ないモンスターの1匹でした。
ナルガの素早さ、鋭さ、緩急のついた変幻自在さを余すところなく表現した、まさにナルガのための1曲。独特のリズムも、音が短く区切られるスタッカートも、唐突に繰り返されるサビも、ナルガの攻撃を表しているかのようです。最高にクールです。じっくり聞いてみると、全体を貫く疾走感をより強く感じられます。ノリノリになってしまいますね。
MHP3では亜種も登場し、これからもナルガの時代が続いていくかと思いきやMH4でまさかの降板。乱獲で数が減ってしまったのでしょうか。もっとも復活が望まれているモンスターといっても過言ではないはずです。
第1位 vs ブラキディオス 「剛き紺藍」
栄えある1位はこのBGM。砕竜ブラキディオス。2位までに挙げてきたBGMも大好きですが、僕の中では文句なしのナンバーワンなのです。
リズミカルに響いてくる、威圧感のあるサウンド。一度聴いたら耳を離れません。じっくり聞いてみるとわかりますが、あの特徴のあるサビは意外と繰り返しが少ないです。「もっとあのメロディが連続してた気がする」なんて感じるのではないでしょうか。それにも拘わらず僕らの心をとらえて離さないあのサウンド。サビ以外の部分は少し穏やかなところもあり、もはやサビが待ち遠しくなってしまいます。サビを待ち焦がれてしまいます。ここに、緩急織り交ぜたブラキディオスの戦い方が重なって見えてきてしまいます。
正直、モンスターとしてはブラキはあまり好きではありません。大きな隙を見せないので、慣れないうちは一撃も入れられません。そのくせ、相手のパンチはヘビー級です。あの独特のフォルムが特にかっこいいとも思いません。粘菌も鬱陶しいです。MH4Gのブラキは操虫棍で戦う派なのですが、弱点の水属性の操虫棍(メデューサ=ミラ、カーニバルハルパーあたり)が中途半端な性能である点もマイナス。もうすべてがマイナスなのです。
しかし。しかし、この僕がブラキディオス戦を厭わないたった1つの理由。それはこのBGMがあるからです。この至高の1曲のおかげで、ブラキのことを嫌いにならずに済むのです。どんなに討伐に時間がかかろうとも、何回爆発攻撃でぶっとばされようとも、この曲が聴けるなら僕はブラキと戦います。それぐらいの想いを、この曲には抱いています。愛ですね。もはや。
終わりに
戦闘BGMランキング、いかがでしたでしょうか。あなたの好みとは合っていたでしょうか。「こいつ、なかなかいい線いってるな」とか思ってくれた方がいらっしゃったらイイネなりツイートなりで拡散してくださると非常に喜びます。「全然わかってねーわ」って方はあなたの熱き思いをぶつけてくださってもかまいません。
今モンハンを離れている方も、BGMを改めて聞いてるとあの世界に戻りたくなってしまうのではないでしょうか。それだけの魔力を秘めている名曲たち。ぜひ、いつまでも聞き続けたいものです。
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