理系院卒のネットワークなブログ

意外なところに「つながり」ってありますよね

理系の研究室は理論系か実験系どっちがいいだろうか

はじめに

 理系の研究室は大別すると理論系(シミュレーション系)と実験系に別れるのではないでしょうか。最初からどちらかに絞るのは賢いやり方ではないと思いますが、研究の進め方が大きく変わってきます。面白そうだなと思う研究室が、その2つのどちらに当たるのかはまず調べたほうがいいでしょう。

 理論系か実験系か。それだけにこだわらず、研究室を決めるときに何を気をつけるべきか。個人的に思ったことを書いてみます。ちなみに僕は理論系の研究室の修士課程1年生です。実験系のことは、友達の話を参考にしております。なるべくひいきのないように書こうと思っています。

ざっとまとめると

 簡単にまとめるとこんな感じです。はっきり言って研究分野や教授の性格によってまったく変わってくるところもあります。一般的には、ということです。

  理論系 実験系
時間に縛られるか 弱い 強い
結果が出るまで 短め 長め
必要なスキル プログラミング力(なくても可かも)
分野によりけり
事前知識 プログラミングの知識があるとベター 研究によりけり
学生同士のコミュニケーション 少なめ 多め
普段の研究スタイル 座ってPCのみ 手を動かす
研究室の様子 物が少なく比較的きれい  実験装置が大きな場所を占めていることもある 

 

 

詳しく

 

時間

 理論系の研究は主にシミュレーションです。プログラミングはいつでもどこでもできます。計算に時間がかかる場合もありますが(僕は1ヶ月ぐらいかかることも)計算機サーバがやっておいてくれるので自分自身が縛られるわけではありません。

 それに対して、実験系では実験そのものに時間がかかる、成果が出るまでに時間がかかる、長い期間に渡って定期的に手を入れなければならない、といった研究に当たることがあります。もちろん、そうではない研究もたくさんあると思います。これはもう、仕方のないことです。

 

スキル

 シミュレーションをやる場合は、プログラミングをする必要があります。プログラミングの知識は否が応でも高まりますが、じゃあ1からゲームを作れるようになるかというとそうではないはずです。あくまでシミュレーション。先輩が作ったプログラムを自分なりに変更していくことが多いのでは。もちろん、プログラミングの事前知識があり、コーディングが得意だという人は、プログラムが組み上がるのは早いと思います。

 一方で実験系の場合も高度なスキルが必要とされることもあります。それは遺伝子の組み換えかもしれないし、電波の伝送実験かもしれないし、薄膜の取り扱いかもしれません。もしかしたら機械が全部自動でやってくれるかもしれない。正直、ケースバイケースなのだと思います。

 

研究生活

 理論系の研究は、基本的に座って机に向かい続けることになります。コーディングするときは朝から晩までPCとにらめっこになります。当たり前ですが、自分で使うプログラムは自分で書きます。シェアすることはあまりないので、基本的には個人戦です。そうすると学生同士でコミュニケーションを取る必要性が薄くなってしまいます。研究室内には大きなマシーンなどはないので、ひとりひとりのスペースは広々としています。パーテーションで区切られていることも。同じ部屋で研究しているのにもかかわらず、みんなそれぞれ音楽を聞きながら黙々とキーボードを打っている、なんて光景がよく見られます。ただ、全く関わり合いがないわけではないですよ。僕の研究室ではお昼ごはんは絶対に一緒に食べに行きますし、みんなが手をとめて雑談にふけることもあります。

 大きな機械を使う実験系の研究室では、それをメンバーで共有することが多いかと思います。1回の実験に時間がかかるものならば、メンバー間でスケジュール調整をしなければなりません。また、実験そのものを一緒に行ったり、または他の人に手伝ってもらわないとできない研究もあるでしょう。理論系の研究に比べると、必然的にコミュニケーションを取る機会が増えると思います。

 

終わりに

 ご覧のとおり、どちらにもいいところがあると思います。僕自身が理論系の研究室に居るのでどうしてもバイアスがかかってしまったかもしれませんが、なるべく客観的に書いたつもりです。後悔のない選択をできるといいですね。

 

 

 僕がどんな基準で研究室を選んだのか書きました。

 

 いろんな研究室があるので、自分に合ったところを探すと良いと思います。

 

更新情報はTwitterで。