とある偉いお方からタイトルの言葉を投げられました。学生のみなさん。どうですか?携帯電話料金、自分で払っていますか?
僕は親に出してもらっています。だから何も言い返せませんでした。
さらにそのお方の講釈は続きます。
「僕らのころは親に出してもらっていたのは家賃ぐらいだよ。学費は奨学金で払っていたさ。食費やその他の費用はもちろんアルバイトして稼いでいたね。それぐらい当然でしょ?」
すいません。この年になっても親のすねをかじってます。僕は自虐を言って凌ぐしかありません。
「ゆとり世代なんで(笑)」
すると、ここぞとばかりに畳み掛けられます。
「まさか自動車の免許を取るお金も自分で出してないとか?」
「そのまさかです。だって、30万ぐらいするじゃないですか・・・。」
「自分のオプションなんだから親に借りてでも自分で払わなきゃ。最近の学生はほんとに甘ったれてるなぁ。」
はぁ。なんかもう、議論する気にもなれない。はいはい。僕が悪いですよ。甘ったれてますよ。ごめんなさいね。こんなゆとりで。
「若者がみんなこんな風になって、自分一人で生きていく力がなくなっている。最近の若者には覇気がないし、家に閉じこもってテレビゲームばっかりやってる。だから日本に活力が戻らない。僕らの若いころはねぇ・・・・。」
とまでは言われていないのですが、そのぐらいは言ってきてもおかしくないぐらいの決めつけっぷり。確かにあなたたちが若いころと比べたらそうなのかもしれない。僕らはどうしようもなくゆとりで、親のすねかじりで、甘ったれなのかもしれない。
だけどねぇ。俺らは知っているんだよ。ご丁寧に指摘されなくても。あなたたちは苦労をした世代で、俺らはそれに比べたら甘い青春をぬるっと過ごしてきたことを。それは認めるよ。
そしてきちんと感じ取る心を持っているんだよ。あなたが言った「大学生にもなってケータイ代を親に出してもらってるの?」の裏にある、若者を見下している視線にもちゃんと気づいているし、あなたが思ってる以上に心の内は穏やかではない。
そこを突かれると非常に痛いんだよ。笑ってごまかしたり、開き直ったりしてみせるけど、親に迷惑をかけていることは自分が一番わかっているんだ。学費や自動車学校のお金を払ってもらうことは非常にありがたいし、正直自分じゃ払えないけど、当たり前だとも思っていない。
ゆとり世代は自分らが恵まれていることに気づかないほど馬鹿じゃない。そう思っているし、信じているし、願っています。
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