理系院卒のネットワークなブログ

意外なところに「つながり」ってありますよね

ポケモンvs妖怪ウォッチは世代間闘争なのか

 子どもが好きなキャラクターランキング13年連続1位を保ってきたアンパンマンを、今年ついに妖怪ウォッチが抜いたそうですね。

jin115.com

 アンパンマンの13年ってすごいなぁって僕は単純に思いました。一方で、上のリンク先のコメント欄で、いきなりポケモンを持ちだしている人がいました。さらにそれを煽る人もいて、なんだか不思議なことだなぁと思いました。

 ポケモンについて言及している人は、たぶんポケモンのファンなのでしょうね。僕もポケモンが好きなのでなんとなく感じるのですが、ポケモンファンの妖怪ウォッチへの当たりは厳しいものがあります。何かにつけて妖怪を批判しようという雰囲気が感じられます。この感情は僕も理解できなくもないので、なぜこんなことになるのかを考えてみました。

敵意の正体は

 ポケモンが好きな自分がいます。でも、世間はジバニャンをもてはやしています。大袈裟に言うと、自分が世間から否定されるかのような気持ちになるのではないかと考えました。でも、ポケモン好きの仲間は多いでしょうし、アイデンティティを傷付けられるほどの出来事ではないと思うんです。

 他のジャンルでこのような事態に陥ることってあるのかなと考えてみます。例えば、プロ野球。あまり詳しくないですが、阪神ファンは巨人が負けると喜ぶじゃないですか。これって妖怪vsポケモンの対立と同じことなのでしょうか。

 なんか違う感じがしますよね。大体の阪神ファンは大阪の方ですし、地域vs地域のいがみ合いが関係しているのかなと思います。それに、普段は巨人ファンを目の敵にしつつも、いざ飲みの席では同じ野球好きとして意気投合しちゃうなんてこともありそうです。よく知らないですが。

世代間闘争?

 妖怪vsポケモンの争いって、世代vs世代なんじゃないですか。ポケモンドンピシャの世代(20代、30代)vs子ども&母親世代。なんだか面白い構造ですよね。サンドイッチされている感じ。もしかしたら、ポケモンを親として楽しんだ世代(50代、60代)もいるのかもしれませんが、僕の身近にそういう人はいないので像をイメージしづらいです。

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 世代が違う人との争いは質が悪いと思いませんか。相手の価値観がわからないので、議論を成り立たせることが難しいですし、お互いを理解しようとする気持も生まれにくい気がします。今の社会保障の問題と根は同じだとはいいませんが、イメージはあんな感じ。僕らは団塊世代と経験をシェアしていないから、何が行動の根幹にあるかよく分からない。

 シニア層に「今の若いもんは・・・」と嘆かれるポケモンファン層は、妖怪ウォッチに熱を上げる子どもを苦々しく見ながら「今の若いもんは・・・」とか思ってる。この構図、僕は面白いと思います。他の世代間闘争停戦のお手本になればいいのに。ジバニャンピカチュウが手を繋いで「クールジャパンを世界に広めよう!」みたいな。うーん。気持ち悪いですかね。

あたしの好きなバンドは

 いいじゃないですか。好きなモノは好きで。でも、やっぱりそう簡単に割り切れない。そんな感情を歌った曲があって、僕は大好きです。コレサワの「君のバンド」。


コレサワ「君のバンド」【Music Video】 - YouTube

 

あたしの好きなものを君はいつも変だってゆうけど

君の好きなものは本当に君が好きなものなの?

 マイナーなバンドが好きな女の子と、流行りものが好きな男の子。彼の姿勢に引っかかるものを感じながらも、やっぱり一緒にいたい。多くを語らずとも、この絶妙な間合いをリスナーに完璧に伝えてくる一曲です。メロディもキャッチー。素晴らしいです。

 妖怪ウォッチが登場したのが2013年7月だそうです。もうすぐ2年。まだたった2年しか経っていないんだなぁというのが僕の感想です。この先、末永く商売が続いていくコンテンツになれるでしょうか。何年も経って、今の妖怪世代がネットで発言をするようになったとき、どういうことになるでしょうか。多分、平和な世界にはならないでしょうね。あぁ、やだやだ。みんな、自分の好きなバンドだけを語っていればいいのに。 

 

 

 

僕はポケモンにどっぷりの人です。 

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モンスターハンターも好きです。

ytera22.hatenablog.com

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君のバンド

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君のバンド

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