理系院卒のネットワークなブログ

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【研究?就活?】理系大学院生に夏休みはあるのか問題

 もうすぐ夏休みですね。僕にとっては学生最後の夏休みがやってきます。理系大学院生の夏休みってどんなものなのか、ちょっと書いておこうと思います。あくまでも僕の周りの様子を書いているだけなので、先輩に聞くなりして、生の情報を手に入れたほうがよいと思います。

理系4年生の夏休み

 理系の4年生は研究室に所属するのでほとんど大学院生みたいなものです。だから理系4年から書きます。ちゃんとした大学院生になるためには試験がありますね。理系4年の夏休みのビッグイベントは大学院試験です。院試があるので研究はしなくてもよいことが多いです。ただ、研究室の先生によっては4年生にガンガン課題を押し付けてきて、院試に集中させてくれない人もいるみたいです。ブラック研究室の情報も、手に入れておきたいものです。

 院試は8月下旬です。それが終わると、開放感に包まれます。僕の研究分野は9月が学会シーズンなので先生方が忙しいです。4年生の研究を見てくださる暇があまりないです。つまり、院試が終わったらしばらく遊べるかもしれないということですね。大学院に進学しない人と遊べる最後の夏休みなので、仲間と旅行する人もいました。

 ちなみに僕の学科では学部3年までの成績が優秀だった場合、大学院試験が免除されます。僕は幸運なことにこの制度に引っかかったので、夏休み前から研究をバリバリしていました。結果が早く出たのは嬉しかったですが、夏休みは遊べませんでしたね。こういう制度があるかどうか、早めに知っておくと有利だと思います。

修士1年の夏休み

 学会に参加する人が多いと思います。4年の秋以降から研究を本格化させ、発表できる結果が得られている人は学会に行きます。発表の準備に追われていることでしょう。また、この次の春の学会の投稿締め切りも夏休みあたりに設定されていることが多いです。学会の発表準備と、次の学会の投稿準備が重なるとなかなか忙しくなります。

 修士1年の前期は授業が意外とたくさんあって大変です。夏休みに入って、開放感を味わえるのですが、研究をやらなきゃいけない夏になるのではないかと思います。

 また、就活のためにインターンに行くのもこの時期です。16卒からの後ろ倒しスケジュールであっても、インターンの主戦場はこの夏休みでしょう。研究や学会と上手く折り合いがつけば、行ってみるのも良いと思います。面接のネタになったり、その企業の選考が簡略化されたりするかもしれません。周りに差をつけておくのはいいことですし、僕は参加してみることをおすすめしますが、研究室の先生はいい顔しないかもしれませんね。僕は9月に2つ学会があったのでインターンは諦めました。行かなくても別に不利になることはないでしょう。

 就活が本格化する前の最後のまとまった時間です。研究に打ち込むもよし、遊ぶもよし、就活に向けてインターンやバイトをするのもよしだと思います。有意義に使いたいところです。

修士2年の夏休み

 就職する人は就活を決着させることが第一です。経団連の指針では内定を出して良いのが8月からですので、守っているところは夏休みからが本番です。とはいっても、お固いメーカーですらジョブマッチングなんていう名前をつけて面接を行い、形だけの最終選考を8月に行うところが多いみたいです。僕の周りは7月の上旬で終わっている人が多いです。

 就活しながらも、研究をして結果を出している人は学会に行きます。僕は9月に3つ学会があります。今まで何度も発表してきたので、準備もだいぶ慣れてきました。楽しんでこようと思います。

 研究自体はそろそろ終わり方、引き継ぎ方を考える段階に入ってくるのではないでしょうか。博士課程に進む方は今までの研究を振り返りつつ、これからどのように発展させていくかを考えるのだと思います。修士論文をまとめ始めるのはまだ先でしょうか?早い内に手を付けておくに越したことはなさそうですが、先延ばしにしてしまう・・・。

結局夏休みって休めるの?

 書いてきたように、夏休みだからといって何もせずに遊びまくれるわけではないことがお分かりいただけたでしょうか。どんな分野であっても、こんなもんだと思います。夏休みに期待し過ぎると危険です。ただ、お盆は帰省する人が多いですよ。先生も来ないですし、ちょっとした休憩期間になると思います。

 

 

 夏休みソングといえばどの曲が思い浮かびますか。僕はこれです。


Yui - Summer song - YouTube

 

 

大学院・研究関連。

 

 

 

SUMMER SONG

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