読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

理系院卒のネットワークなブログ

意外なところに「つながり」ってありますよね

読書メーターの本ごとの読者数の推移を調べてみた

勉強

 以前、webページの情報を切り取ってくるプログラムを作ったと書きました。

 読書メーターという読んだ本を管理できるサービスにおいて、どの本がどれだけ読まれたかを調べてみたくなったのです。ある程度データがまとまったのでまとめてみます。夏休みの自由研究みたいなものです。

 

調査方法

Rubyで書いたスクリプト(詳しくは上の引用)で読書メーターにアクセスし、任意の本の読者数を調べる。
・調査期間は2015年7月12日から2015年7月31日。
・午前10時にデータを収集する。

 

Gist : 読書メーターに登録されている本の読者数を取得するスクリプト

 

調査結果

単純な推移

 最近読んで印象に残った本をピックアップ。とりあえず岸見一郎さんの「嫌われる勇気」です。発売は2013年の12月。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 f:id:ytera22:20150822111636p:plain

 単調増加ですね。本の内容は非常に面白かったですが、グラフは面白くありません。もっと長い期間を追えば増加スピードがサチったり、途中で火が着いたりする様子が見えたのかもしれません。それは今後の課題です。

上下巻の比較

 2冊を比べてみれば面白いかもしれません。上下巻が同時に発売された横山秀夫さんの64(ロクヨン)のデータはどうでしょうか。この本も面白かったですね。ドキドキしてのめり込みました。発売されたのは2015年の2月です。

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

 

 f:id:ytera22:20150822112318p:plain

 これも単調なグラフですね。上巻に比べて下巻が少ないのは当然で、下巻を読んでいる途中の人がいるからですね。上巻と下巻の差をとってみましょう。

f:id:ytera22:20150822112608p:plain

 上巻を読んだ人が全員下巻を読むとすれば(読むスピードのばらつきによって上下しますが)読者数の差はほぼ一定になるはずです。しかしこのグラフは上昇トレンドが見て取れます。上巻を読んで下巻を読まない人が一定数いるからですかね。あんなに面白い本なのにもったいない。もしくはブックオフで下巻が100円になるのを待っているとか?上巻の内容を忘れてしまいますよね。

シリーズの比較

 もっと巻数が増えたらどんな傾向になるのでしょうか。1巻から6巻まで出版されている三上延さんのビブリア古書堂シリーズを見てみましょう。1巻が出たのが2011年の3月で最新刊の6巻が出たのが2014年の12月です。

f:id:ytera22:20150822113530p:plain

 ひとつ前の巻との読者数の差をグラフにしています。桁の差が大きいので変化はあまり見て取れません。しかし読者数の差はなかなか面白いデータを示しています。

 1巻と2巻の差が大きいのはわかります。ベストセラーになったので1巻だけ読み、その先を読まなかった人が多いのでしょう。2巻を読んだ人は3巻も読んだ人が多かったようです。差が一番小さくなっています。2番目に差が大きくなっているのは4巻と5巻の間です。つまり「4巻が駄作で次を読む気にならなかった」なんていう邪推をしてしまいます。ビブリアシリーズは読んでいないのでなんとも言えません。自分が読んだシリーズにすればよかったですね。

 読者が増えるスピードも気になったので調べてみました。

f:id:ytera22:20150822115130p:plain

 

 7月12日時点の読者数を起点にして、そこからどれだけ読者が増えたかをグラフにしています。6巻は最新刊なので読者が増えるスピードが早いです。6巻が出てからもう半年以上経っていますが他のものよりは増えるのですね。次に読者が増えているのは1巻と5巻。他は同じぐらいです。あんまり面白いデータではないですね。

Kindle

 読者メーターはKindle版と分けて登録できます。こちらも調べてみました。2014年9月に出版された上原菜穂子さんの「鹿の王」です。

 f:id:ytera22:20150822120744p:plain

 

 なんと読者数が減っています。読者数が減るということは間違えて登録したのを修正したか、もしくはユーザが退会したかです。どちらでしょうか。ユーザが退会するスピードに勝てないほど読者の増えるスピードが遅いということでしょうか。

 Kindleが普及していないということが一番の原因であることは確かだと思います。別の可能性として、本を読んで感想を登録する際、他のユーザの目に触れやすいようにKindleで読んでも文庫として登録する人がいるのかもしれません。読書メーターというサービスの特性です。または単純にKindleのユーザが読書メーターを使っていないかもしれませんね。

終わりに

 今回まとめたデータは以上になります。もう少し長いスパンで推移を見て、面白かったらまた書きます。他のwebサービスで面白そうなものも探してみようと思います。

 

 

そのほか、勉強っぽいこと