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理系院卒のネットワークなブログ

意外なところに「つながり」ってありますよね

ポケモン世代は決断の怖さに怯まない

ゲーム

 シェイクスピアは言いました。『Life is a series of choices.』人生は選択の連続です。昨年は就職活動という人生の岐路に立たされ、この言葉の重みを痛感しました。

 就職活動をはじめとして、その後の人生を大きく左右するであろう選択を前にすると、僕は尻込みをしてしまうタイプの人間です。この決断が今後何十年と響くのは紛れも無い事実ですから、その重みに耐えかねるのです。

最初の相棒

 でも、思い出して欲しいことがあります。僕らの世代は、今後の人生を左右する決断をいとも簡単に下していたことがあります。そう、です。ポケモンですね。

 20年という長い歴史の中で、ポケモンのゲームはたくさんのシリーズが発売されてきました。様々な進化を遂げてきたこのタイトルですが、物語のはじめに草・炎・水タイプのポケモンの中から1匹を選んで連れて行くということは常に変わりません。

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 ポケモンの世界を訪れて1時間も経たないうちに、僕らはいつも最大の決断を迫られます。この旅で最後まで連れ添うであろう相棒を、右も左も分からないうちに決めなければなりません。ゼニガメを選んだ場合とヒトカゲを選んだ場合で序盤の難易度は大きく変わります。そんな重大な決断を最初の最初に下さなければなりません。

 理不尽だったと思いませんか。この先にどんな試練が待っているのかも知らぬまま選べと言われ、一度選んだら後戻りはできませんでした。人生です。ポケモンはまさに人生だったわけです。

信じて戦い抜け

 でも、もうひとつ思い出してください。僕らは最初の1匹を決めるに当たってそこまで苦しんだでしょうか。「なんとなくカッコいいから」「いつも水タイプだから」「あの情報誌が勧めていたから」そんな程度の理由で僕らは相棒を決めていたのではなかったですか。事前にゲームの最後の最後まで調べて、最適解を計算していましたか。そんなことはしてなかったですよね。

 そして最後に思い出して欲しいことは「後悔をしましたか」ということです。苦労することがあったとしても、選んだ相棒にはどんどん愛着が湧いていって、殿堂入りするころにはすっかりお気に入りのポケモンになっていたのではないでしょうか。

 ヒトカゲを選んでタケシと向かい合っている時、どう思いましたか。「ひっかく」と「ひのこ」がまるで通用しない相手を前に、何を考えましたか。勝ちたいと思ったはずですよね。立ち向かうしかないんですよ、僕らは。自分で決めたじゃないですか。ヒトカゲと一緒に行くと。

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 トキワの森で修行して、キズぐすりを何個も使って、最後のイワークが倒れたとき、どうでしたか。覚えていますか。拳を突き上げ、叫びませんでしたか。よくやったヒトカゲと、思わず語りかけたくなりましたよね。

 あのころの冒険を思い出してください。四天王との激戦を勝ち抜き、ライバルを倒して殿堂入りを果たしたとき、例えようもない感動を味わったはずです。たったLv.14のイワークが強敵だったころから、見違えるほど強くなった自分がそこにいたはずです。ヒトカゲは立派なリザードンになって活躍していたでしょう。

 選択することは怖くありません。どんな苦境に立たされたとしても、僕らは諦めずに戦ってきたではないですか。リセットできない人生、負けられない戦いから「にげる」という選択肢だけはありません。相手が強ければコツコツレベルを上げて立ち向かったでしょう。自分の選択を後悔する暇などなかったはずです。

 自分の決断を信じて生きればいいのです。最初に選んだポケモンを信じて闘いぬきましょう。あのころのように。

現実の恐怖、想像上の恐怖

 とまあ、ここまでキレイ事を書いてきたわけですが、実際こんな簡単に済む話なら警察はいらないですよね…。

 自分の下した決断が、ヒトカゲも真っ青のハズレクジである場合は多分にあるわけで、後にも先にも進めない袋小路に追い詰められ、転落真っ逆さまになることだってきっとありうるわけですよ。この人生というゲームは。

 どんな手段を使ってでも生き延びなければならないと思います。最初に選んだポケモンがどうしてもお荷物になってしまったら、切り捨ててでも自分は生き残らなければなりません。背に腹は代えられません。渡る世間は鬼ばかりです。

 ヒトカゲでどうしても勝てないとき、バタフリーを使うという手段が用意されていました。ピカチュウ版にもタケシキラーのマンキーがいました。ですが、バタフリーマンキーも見当たらない状況に追い込まれることもきっとあるに違いありません。

 本当に怖いですね。自分の選択は正しかったのでしょうか。ですが、シェイクスピアはこういう名言も残したそうですよ。『Present fears. Are less than horrible imaginings.』眼前の恐怖は、想像力が生み出す恐怖に比べれば大したことないとのことです。つまりあれこれ想像でものを語るのが一番怖いわけです。目の前のことに集中してがんばります。

 それでは、ポケモン20周年おめでとうございます。

 

 

※ドット絵はひこちゃんず!さんから頂きました。毎度毎度ありがとうございます。

 

 

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