最近、僕の中で中国の旧正月(春節)が身近な存在になってきました。ちょうど旧正月が始まったタイミングなので軽く書き残しておこうかなと思います。
中国の経済的な影響度が高まる中で、文化の部分もリンクしていくようになるのかなとぼんやり考えています。政治的・軍事的な緊張感は依然あるものの、ビジネスをするにあたって中国を無視することはできません。旧正月という大きなイベントがあるということを我々が知っておいても損はないのかなと思っています。
大きくわけて3つ、旧正月を身近に感じるようになった理由があります。
1.会社の同僚
中国人の同僚が何人かいますが、彼らはみな中国に帰省します。自分の会社は長期休暇の日程が固定されておらず、個々人が好きなときに5日間休めるという制度になっています。そのため、日本のお正月に休みはとらず、中国の旧正月に合わせて長期休暇を消化しています。
旧正月には絶対に帰ってこいと厳しく言われている人もいて、もしかしたら一人っ子政策の影響なのかなとも思ったり。中国への航空券がとても高くなるらしく、日本にたくさんの中国人が来ていることがうかがえます。
2.自分の仕事
現在グッズ制作の仕事をしており、中国の工場を使うことが多いです。旧正月中は工場が休みになるのはもちろんのこと、帰省したまま工場に帰ってこない工員が多数いるらしく、工場の再稼働にはかなりの時間がかかります。そのため旧正月中は自分の仕事も止まりがちになり、この時期は割と暇です。
自分の仕事のペースに影響が出るということで、かなり身近に感じるようになりました。
3.アプリゲーム
中国を運営母体とするアプリゲームがどんどん日本に進出するようになりました。おそらく、どのゲームも旧正月中に大きなゲーム内イベントが開催されていると思います。
日本では1月1日が1年で一番課金が集まる日です。仕事が休み、実家でやることがない、落とし玉という臨時収入、おみくじ気分、初売り福袋という文化、などなどいろいろな文化的背景があると思いますが、中国でもたぶん同じようなものなのでしょう。
日本では若者ほどアプリゲームをプレイしている割合が高いわけですから、若い人にとっても旧正月は身近なイベントになってくるのかもしれませんね。
僕がプレイしているアズールレーンというゲームでも旧正月のイベントがあります。世界中の空母や戦艦が擬人化して戦うシューティングゲームなのですが、日本やアメリカの船が中国の旧正月に合わせて、中国の伝統的な衣装を身にまとって登場しています。
第3次ソロモン海戦ですさまじい武勲をあげた駆逐艦「綾波」や、終戦まで戦いぬき多数の従軍星章を獲得した空母「エンタープライズ」が中華風の衣装を着ているのをみると、空想上ではありますがなんだか世界平和だなとしみじみ思います。
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