理系院卒のネットワークなブログ

意外なところに「つながり」ってありますよね

書いていて痛いものに人は群がる?

自分の体験談を魅力ある文章にするにはどうすればいいのかをぼんやりと考えていました。
ひとつ思いついたのが、書いていて痛くなければ面白くない、というものです。

人は他人が痛い思いをしているのを見るのが好きだと思うのです。
他人のとんでもない失敗談、空気が凍ってしまった発言、幼いころのトラウマ・・・。
こういうテーマを、痛みをこらえながら書いているのが読み手に伝わること。
それが、ネット上で読まれる文章になり得る素質の1つなのではないかと考えました。

逆に言えば、今僕が書いているこの文章は魅力ある文章ではないです。
なぜなら書いていてちっとも痛くないから。
風呂上りに、鼻くそほじりながら、何の苦も無く書いています。

自分が痛い思いをすると、それに蓋をしてみないようにするのが人間の心理だと僕は思います。
しかし、そこであえて痛みにスポットを当ててみる。
もしくは、刺激の弱まったころに蓋を開けて中身を覗いてみる。
その痛みと対面し、丁寧に文字に起こしてみる。

彼女が浮気をしているのではないかと疑っていたら、4股をかけられていた。
すべてが明るみになったときの4男1女の修羅場の様子、なんてどうでしょうか。

好奇心だけは旺盛なネット界隈の人間が、うじゃうじゃと群がってくるかもしれませんね。