はじめに
家族で熊野古道に行ってきました。
本格的に踏破したわけではありません。
お昼前に熊野古道センターを見学し、その後でお昼ご飯を食べます。
その後、馬越峠の近くまで車で移動して、途中まで行って引き返してきました。
お盆だったので、人は少なめだったのかもしれません。
ポツポツとはすれ違いました。
すれ違うときは、みなさん挨拶をしてくれます。
休憩ポイントで一緒になった方とは軽くおしゃべりをしたりもしました。
なんだか、不思議な一体感があってそれがすごくいいなぁと思いました。
もちろん、完全なる森の中なので、自然を目一杯感じることもできます。
世界遺産に登録されたという歴史もあるので、日本人の歴史を感じる旅でもありますね。
いい運動になりましたし、無料ですし、いいことづくめですね。
熊野古道センター
まずは熊野古道センターへ行きます。
尾鷲の市街地から少し外れたところにありました。
かなり新しい建物のようでした。
中はヒノキのいい匂いがします。
展示館は無料でした。
熊野古道が西国巡礼に盛んに使われていた頃の歴史や、熊野古道のあたりで見られる自然についての展示がありました。
世界遺産に登録されてから作られたのかもしれません。
かなり気合が入っているなぁという印象でした。
うちの家族は熊野古道の知識がありませんでした。
漠然と馬越峠に行くという予定を立てていました。
この展示館の係員さんが親切にいろいろと教えてくださったので、非常に助かりました。
30分ほど展示をみて、出発しました。
その途中でごはんを食べることにしました。
道沿いのお店に入ることにしました。
お昼ごはん
良い感じにお客さんが入っているお店を見つけたのでそこへ行きました。
おふくろというお店です。
お寿司、定食、丼物のお店でした。
かなり混雑していたので、この辺りの人気店だったようです。
海鮮丼がイチオシされていました。
しかし混雑のせいなのか、台風のせいなのか、出来上がるまで時間がかかるとのことでした。
是非とも食べたかったのですが、ここであまり時間をロスしたくなかったので諦めました。
協議のすえ、エビフライ定食2つと天ぷら定食2つを食べました。
分け合って食べたましたが、どちらもすごく美味しかったです。
天ぷらはエビが2尾と、いろいろな野菜の盛り合わせでした。
味噌汁、ひじき、もずく、茶碗蒸しなどもつきました。
どれも一級品でした。
いざ熊野古道
ごはんを食べたところで、馬越峠へ向かいます。
熊野古道センターの方に教えていただいた場所に車を停めます。
というか、馬越峠の入り口に車が停めれるスペースがあるのです。
道の駅「海山」の近くです。
このスペースが埋まっていた場合は道の駅に停めるのだそうです。
入り口で記念撮影しました。
行けるところまで奥へ進もうということになりました。
しかし、来た道を引き返さなければいけないため、見極めが大事ですね。
行きは登りです。
さっそく、熊野古道の石畳の道が連なっています。
15分ほど登って、最初のポイントに到着です。
夜泣き地蔵です。
赤ちゃんの夜泣きを抑えるお祈りをするのだとか。
そのすぐ奥に、橋があります。
一枚の岩から成る橋です。
これも一応、ポイントの1つです。
このように、水の流れが近くにたくさんありました。
少し前に台風が直撃していたので、水量は多かったのかもしれません。
石畳はけっこう湿っていたので、注意が必要でした。
油断していると滑って転んでしまいそうでした。
実際に、道ゆく人が転んでいるのを目にしました。
車を停めたあたりから登ってすぐに森の中に入ります。
太陽は照っていなかったのですが、風がまったくありませんでした。
じっとりと暑く、湿度が高かったです。
夜泣き地蔵のあたりですでに汗だくでした。
夏に来るときはタオルが必須です。
しかし、暑いからと言ってあまりにも軽装だと、転んだときに危ないと思いました。
虫はあんまりいませんでしたが、いないわけはないと思いますし。
夏に来るのは、あんまりおすすめされないのかもしれませんね。
夜泣き地蔵と橋を越えてもみんな元気だったので、もうひとつ奥のポイントを目指しました。
また15分ほど、石畳を登って行きます。
途中で川に遮られているような、ちょっと怖いポイントがありました。
しかしここ以外は、ずっと同じような石畳の道が続いていきます。
かなり疲れてきました。
しばらく歩いて行くと、急に森が開けました。
そして、次のポイントが見えました。
特になにもない場所でした。
ここは一里塚があったそうです。
今回熊野古道を歩いてみて分かりましたが、道しるべって大事ですね。
当てどなく歩き続けるのは精神的にきついです。
昔のひとも、こういう一里塚のようなところで一息ついていたのだろうなぁと思いを馳せました。
ここで、全会一致でギブアップすることにしました。
これ以上登りたいという人はいませんでした。
僕らと同じようなタイミングで登り始めた人たちもここでギブアップする方が多かったです。
というわけで、ここから下りのスタートです。
改めて言われなくてもお分かりになるかと思いますが、下りの方が断然辛いです。
ただの坂道でさえ、下りはひざにきますよね。
ここは石畳なので、足を下ろす場所に気を使わねばなりません。
そして滑りやすいため、かなり慎重に、そして足をふんばりながら進みました。
しんどかったです。
下りになると多少風景は変わりますが、行きに訪れたところなので、感動がないというのも辛い点ですかね。
終盤は集中力が切れてくるので、特に注意が必要だと思います。
ぼんやりと足を踏み出してしまうと、滑ってケガをしそうです。
こまめに休憩が必要ですね。
水分も持って行くべきだと思います。
自動販売機なんてありませんからね。
なんとか、車のところまで戻ってきました。
道の駅に寄ってソフトクリームを食べました。
コーヒーパフェがとても美味しかったです。