理系院卒のネットワークなブログ

意外なところに「つながり」ってありますよね

合説に来る人事・採用担当の方が「いい人」すぎてつらい

 合同説明会に行ってきました。とある会社のブースを訪問したとき、人事さんと雑談めいた雰囲気になりました。そこで、人事の方のデキた人間性というものに触れて、ほんわりしたと同時に、自分の至らなさを思い知るという経験をしました。

 大したことではないのです。質疑応答の場ではなかったので、ちょっとその場を繋ごうと思い、

 

「今日みたいな合説のために全国を飛び回っているんですよね?大変じゃないですか?」

 

と軽く質問したのです。そうしたところ、その人事さんは

 

「いやいや。学生さんたちの方が大変ですよ。一日に大量の情報をインプットして、処理をしていかなきゃいけないわけでしょう。僕なんて毎回同じ話をしているだけですよ(笑)」

 

 って返してくれました。なんかもう、打ちのめされました。学生のくだらない質問に対して、きっと最大限の注意を払って答えてくれたのでしょう。その人はそれを、表面上は全く飾らずに、さらっと、あくまで自然に言ってのけたのです。全く嫌味にならないような、爽やかな笑顔付きで。

 だって、実際学生の方が大変なわけがないですよね。ブースで椅子に座っていたとしても、集中力が切れて話の半分も入ってこないこととかありますし。それに比べて人事さんは声を枯らして同じことを何度も何度も、会社のイメージを下げないように細心の注意を払ってプレゼンしてくださるわけです。退屈だけど決して手を抜けない、なんとも疲れる仕事だと思います。

 敵わないなぁと思ってしまいました。一流企業の人事さんは、本当に人間的に素晴らしい人が多いです。こんなに素敵な人が世の中にはたくさん存在していると思うと、この先がなんとも不安になってしまいます。そんな人がゴロゴロいる世界で、自分はどうなんだ、通用するのか、と。

 しかしそれと同時に、やっぱり優しい人事さんに優しく声をかけてもらえると本当に嬉しいんですよね。特に合同説明会の場はなんとなくピリピリしてますから、肩の力を抜いて自然体で話してくださる人事さんには助けられます。

 合説に来る社員は美人・イケメンが多いというのは良く言われることですが、それに加えて人間性も素晴らしくて、あぁ、世の中不公平ですね。

 

 

就活のはなし

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