9月にバレンシアで開かれた国際学会に参加してきました。その最終日の旅行記です。帰りの飛行機はフランクフルト経由だったのですが、乗り継ぎに時間があったので少し市街地を観光しました。
フランクフルトへ
バレンシアの学会が終わり、帰国の途につきます。朝6:40の飛行機に乗ってフランクフルトへいき、そこで4時間ほど待ってセントレア行きの飛行機に乗り換えます。フランクフルトでは少し観光をしました。
朝5時にホテルをチェックアウトします。しかし同じ便に乗ろうとしているひとは多かったようで、フロントには列ができていました。ホテルマンは一人しかいなかったのでちょっと時間をくってしまいました。前日にタクシーを頼んでおいたのですが、手続きが終わるまで待たせてしまいちょっと怒っているようでした。
待たせてしまったせいなのか元々飛ばし屋なのかは分かりませんが、乗り込んだタクシーは早朝のバレンシアを恐ろしいスピードでぶっ飛ばしていきました。120kmぐらい出していましたし、カーブでもあまり減速しないので非常に怖かったです。「空港までこんなに近かったっけ」ってぐらいの時間で到着しました。
ルフトハンザのチェックインカウンターに向かいます。他にパリに飛ぶ便もこの時間帯だったらしく長蛇の列ができていました。30分ほど並んでチェックインできましたが、かなり時間ギリギリになってしまいました。国際線に乗るときは出発の2時間前に空港に着いたほうが良いというのは正しいなと思いました。
6:40出発の便ということで、夜明け前の離陸となりました。飛行機に乗っている途中で太陽が昇ってきて、雲の向こうがぼやーっと明るくなってきました。幻想的でした。写真ではなかなか上手く残りませんでした。
レーマー広場
フランクフルト空港に到着しました。セントレアからヨーロッパに行く場合は頻繁に使われる空港だと思います。往復を別カウントにするとこの空港に来るのは4回目ですが、初めて空港の外に出ました。
4.55ユーロを払って電車に乗ります。空港が電車の終点駅になっていないので、どの電車に乗ればいいのか少し迷いました。S8という路線に乗り、Frankfrut Hauptwacheという駅で降りました。15分ぐらいだったかな。
レーマー広場に行きます。レーマーとは市庁舎の意味です。これがその建物。14世紀に使われていた建物だそうです。
この日はイベントが行われていました。朝早かったのでまだ始まっていませんでしたが、オクトーバーフェストだったのかな。
すぐ近くにマイン川が流れています。レーマー広場から歩いて川に向かうと、橋に出くわします。この橋はアイゼルナーシュテグという名前で、日本語に訳すとそのまま「鉄の橋」。
橋にはおびただしい数の南京錠がかかっていました。いわゆる「恋人の聖地」ってやつですかね。鉄のように強いきずな、みたいな意味が込められているのかな。
橋を渡りきって左手に折れて、東側の橋を渡って戻ってきました。この橋の方が高くて景色が綺麗でした。フランクフルトの街の中心部は高層タワーが立ち並ぶオフィス街です。レーマーのような歴史的建造物も近くにあるので、ここも新旧が融合した街ですね。
次に街で一際目立つ高い建物を目指して歩きます。それがこちら。大聖堂。でかいですね。そして装飾が細かくてきれいです。レーマー広場の近くにあります。
聖バルトロメウス大聖堂というそうです。普段は中に入れるようですが、何かの準備中では入れませんでした。
ゲーテハウス
次にゲーテハウスに行きました。こちらもレーマー広場から歩いて行ける距離にあります。ドイツを代表する文豪ゲーテが生まれた家。外観は極めて普通の家です。隣に立っている建物から中に入ります。
入場料は7ユーロ。学生は3ユーロでいけます。学生割引はEUの学生のみという観光地もありますが、ここは僕でも割引が効きました。コインロッカーに荷物を預けて入場します。
ゲーテハウスの中は当時の様子を再現してあります。ゲーテが実際にここで生活していた18世紀の暮らしぶりが少し分かります。
オーディオガイドもありましたが、ちょっと時間がなかったのでパスしました。ゲーテのことをあまり良く知らなかったので聞きたかったのですが、飛行機に乗り遅れたら最悪なので。
フランクフルト中央駅
フランクフルト中央駅を見てみたかったので歩いていきます。ゲーテハウスからは20分ほどでした。レーマー広場の周りは歴史を感じる建物が多かったですが中央駅に近づくにつれて近代的な建物が増えてきます。
これが駅。中はドーム状になっていてプラットフォームがびっしり並んでいます。ヨーロッパ最大級のターミナル駅で、国際列車も多く停まっています。
一通り電車を眺めてから空港に帰ります。予定通り帰れそうでほっとしました。空港に向かうS系統の列車は地下のプラットフォームです。行きと同じく4.55ユーロの切符を買います。このとき小銭を使いきってしまっており、10ユーロ以上のお札も使えなかったでわざわざ崩すはめになりました。
日本へ
フランクフルト空港に戻ってきました。手荷物検査を済ませて出発ゲートに向かいます。相変わらずここは出発ゲートまでが遠いのです。果てしなく続いていますね。
帰りの飛行機は14時に出発して11時間かけてセントレアまで飛びます。到着は日本時間の午前8時。一方で体内時間は真夜中。嫌な感じの時差ボケです。ただ、幸いにも僕の隣の席は空席でした。これを活かしてなるべく寝ようと思ったのですが、なかなか眠れませんでした。ジュラシック・ワールドとアントマンを見ました。
長かった旅も終わりました。こんなに海外に滞在する経験は初めてだったので、非常に疲れました。最後まで体調を崩さずに元気で過ごせたのが有り難かったです。
今までの国際学会旅行記