毎年書いている年末の振り返り記事です。
2020年はとにかくコロナウィルスで塗りつぶされた1年でした。ゲームは家の中でできるという特性上、売上自体は追い風を受けていますが、様々な面で影響が出た1年でした。
コロナ環境の中、自宅からゲームを通じて他の人と繋がるということが例年以上に意識された年になったのではないかと思います。ゲームの実況配信の影響力もますます大きくなってきた印象です。
自分はというと、在宅勤務になって休日も外にいけないため、ゲームのプレイ時間は当然伸びました。自分のような人間にとってはコロナもそんなにストレスにはなりませんでしたが、たまには遊びに行きたいなという気分の中ではやっぱりゲームも楽しくなかったので、早く普通の暮らしに戻るといいなと思います。
2020年後半はプレイしたゲームの感想を全然書いていなかったのが反省点です…。来年はちゃんと書こうと思います。
前年からの継続
シャドウバース
https://twitter.com/shadowverse_jp/status/1270642032218787846より
今年で4周年です。
テレビアニメが開始し、後述のNintendo Switch向けソフトも発売するなど、ゲーム外での動きが活発な1年でした。ゲームをするだけでなく、ゲームの外でのコンテンツと一緒に来年も楽しんでいければと思います。
3か月に一度、幕張メッセなどの大きなハコで大会を開いていましたが、これがすべてオンラインになってしまいました。
ゲームの大会はオンラインでできるのが良いところだと考えることもできるのですが、e-sportsの文脈から見るとコロナは大きな打撃だったと思います。現地で対面するからこその緊迫感や、一体感のある盛り上がりがe-sportsの大切な要素だったのだなと思い知りました。
アズールレーン
https://twitter.com/azurlane_staff/status/1301761941510053888より
こちらは3周年です。
開発会社が中国にあり、コロナが中国で流行り出したときは心配されたのですが、結局自分たちの心配をしなくてはいけないぐらい日本でもコロナが流行ったため関係ありませんでした。
年末に常設コンテンツの大きなアップデートが入り、まだまだモチベーション高く遊んでいけそうなゲームです。
ワールドフリッパー
https://twitter.com/world_flipper/status/1332157226962731009より
1周年を無事迎えることができました。
ピンボールを題材にしたところが面白いなということで遊び始めたのですが、ストーリーが思ったよりも深く練られていて、 予想以上にハマりました。
ソシャゲの運営に慣れていなかったのか、売り上げやプロモーションはあまりうまくいっていない印象ですが、無事1周年を迎えられほっとしました。
新規
アークナイツ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.YoStarJP.Arknightsより
純粋な面白さという観点で、今年の個人的ベストソシャゲはこれかなと思います。
2020年1月16日リリース。リリース日当日から遊んでいます。
アズールレーンと同じYostarが配信するゲームということで、配信開始前から楽しみにしていました。
タワーディフェンスをソシャゲ向けに見事に昇華した作品で、難易度設計が見事に調整され尽くしており、危機契約という独特のイベント形式も非常に面白いです。
世界観やストーリー展開も重厚なものが用意されており、1周年に向けて今後の展開が楽しみです。
Station Flow
https://store.steampowered.com/app/1122120/STATIONflow/?l=japaneseより
2020年2月頃にプレイしました。配信自体はもっと前から行われています。
ネットで見かけて面白そうだなと思って購入したSteamのインディーズゲームです。
地下鉄の駅を設計し、乗客をさばいていくシミュレーションゲームです。海外のゲームなのですが、満員電車にすし詰めになっている日本人のほうがリアリティを持って遊べるのではないかと思いました。
自分がシミュレーションゲーム好きであるということはありますが、こういう1点もののアイディアで面白いゲームは作れるんだなあと感心しました。
ペルソナ5 スクランブル
2020年2月20日発売。
ペルソナ5の続編であり、本編とは違ってアクションゲームとして作られています。ペルソナ5の世界観が大好きになったのでこちらも購入しました。
アクションゲームとしてはまずまず、と言ったところですが、大好きなペルソナ5の世界観がちゃんと継承されており、ストーリーがとても感動的なのでプレイしてよかったなと思います。
ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX
2020年3月6日発売。DS向けに発売された青の救助隊・赤の救助隊のリメイクです。
ポケモンに限らず、不思議のダンジョンシリーズが好きなので買いました。面白かったですが、ポケモンが仲間になるかどうかが運で、そこがやりこみのモチベに自分の中で繋がらず、クリア後ステージの攻略は一部諦めました。
あつまれどうぶつの森
2020年3月20日発売。今年を代表するゲームの1作になりました。
どうぶつのもりシリーズ自体はいままで遊んだことがなかったのですが、すごい気合いが入った作品であるということは事前に伝わってきていたので、発売日から遊びました。
何もない無人島を自分の好みに合わせてのんびり開拓していくというのはもう人類の夢であり、やりたいことがちゃんとできるようなゲーム設計にハマりました。
コロナがまさに追い風になったゲームで、自分もチャットを繋いでの友達の島にお邪魔して遊んだりして、ゲームを通した新しいコミュニケーションの形を体験しました。
Ultimate Chicken Horse
発売自体は今年ではありませんが、コロナで集まってゲームができなくなったので、友人とオンラインで遊んだパーティゲームです。
1つの単調なコースの上に、参加者が思い思いのワナを仕掛けて、参加者を蹴落としながらNo.1を目指すゲームです。これもオンラインでワイワイやるのがとても楽しかったので、今年らしいゲームだったなと思います。
シヴィライゼーション VI
これも発売自体は今年ではありませんが、Steamで安売りをしていたので遊んでみたところ、ドはまりして時間を溶かしました。
人類が農耕を始めるところから現代までを追いかける壮大なシミュレーションゲームです。人類の歴史のすべてがゲームになっているといっても過言ではなく、遊んでいてすごく勉強にもなります。
勝利条件が1つではないのも面白くて、自分の決めた方針で好き勝手に国家を運営していくことになります。国家が繁栄しているというのはどういうことか考えさせられます。
Doki Doki Literature Club!
これも発売は今年ではありませんが、友人に「騙されたと思ってやってみろ」と言われたので遊んでみました。Steamの無料ゲームです。
「騙された」というのが言い得て妙で、見た目とは全く違う展開に冷や汗をかきながらプレイしました。プレイする方はネタバレ厳禁です。
映画や小説ではなく、ゲームだからできる新しい体験という感じで、お上手だなと思いました。
ペーパーマリオオリガミキング
2020年7月17日発売。 お馴染みになったペーパーマリオシリーズの続編です。
自分はニンテンドー64のマリオストーリー以来のペーパーマリオでした。相変わらずストーリーが良くできていて、今作もボム兵の儚い人生が話題になりました。まさかあんな展開にしてくるとは思わず、自分もびっくりしてしまいました。
パズルがかなり難しくて、うんうん唸りながらプレイをしていました。
Fall Guys
https://www.playstation.com/ja-jp/games/fall-guys-ultimate-knockout/より
2020年8月4日に発売。自分が遊んだのは話題になった後でした。
「あつもり」以上に今年を象徴するゲームだったと言えるでしょう。僕の中の「今年の1本」はこれです。SteamとPS4向けの60人パーティゲームです。
極限までシンプルにそぎ落とされた操作性と、わかりやすいゴールを目指すゲームで、とにかく誰が見てもすぐに理解できて、すぐに面白さを味わえるゲームでした。
コロナのせいで集まって遊ぶことが制限される中、オンラインでワイワイできるのが時流に合ったゲームでした。ゲーム配信者の影響力が強まってきていることも追い風でしたね。爆発的に流行りました。
Factrio
https://store.steampowered.com/app/427520/Factorio/?l=japaneseより
2020年8月4日に正式リリース。少し経ってから遊び始めました。
工場のラインをひたすら作っていくインディーズゲームです。シミュレーションゲーム好きで、かつ理系人間の自分にとってはたまらない1作でした。
グラフィックや操作性はインディーズゲームらしい水準なのですが、ゲーム性の面白さでドはまりしました。効率を極限まで求めようとするとどこまでもやりこめそうな作品ですが、沼が深そうなのである程度のところで撤退しました。
原神
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.miHoYo.GenshinImpactより
2020年9月28日配信開始。今年リリースされたソシャゲのなかで1番のメガタイトルでした。ついにスマホゲームでも本格的なオープンワールドゲームが遊べるようになったのだなと感慨深いものがありました。
世界を旅する感覚はゼルダの伝説BotWに似ているなと感じたものの、スマホの操作性ではストレスに感じることが多く、現在はプレイをしていません。PCやPS4でも遊べるので、そちらで遊んでみると感覚は変わるだろうなと思いました。
中国の開発会社がものすごい人月を投入して開発し、ものすごい宣伝広告費をかけてプロモーションされていました。中華パワーを感じる1作にもなりました。今後こういうタイトルが増えてくるでしょうね。
プロジェクトセカイ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sega.pjsekaiより
2020年9月30日配信開始。原神の2日後ということで慌ただしい期間でした。SEGAが管理しているボーカロイドを全面にフィーチャーしたリズムゲームです。
リズムゲームを一切やったことがなかったため、ハマることはないだろうと思って軽率に遊び始めたのですが、やってみると思った以上に楽しくてハマってしまいました。
ボーカロイド楽曲が元々好きだったのが大きかったと思います。自分の好きな曲をリズムゲームで遊ぶというのはこんなに楽しい体験だったのだなと、初めて知ることができました。
キャラクターも非常に魅力的で、今の時代にあったバックボーンを有しており、いろんな面で共感できるキャラたちです。
GooglePlayのユーザ投票部門で1位に輝きましたが、それも頷ける高クオリティのゲームです。今後も遊んでいくと思います。
ピクミン3 デラックス
2020年10月30日発売。WiiUで発売されたピクミン3をSwitch向けにリメイクした作品です。
ゲームキューブのピクミン2が大好きだったのですが、WiiUを買わなかったため泣く泣く諦めていたピクミン3を、ついに遊べるぞということで購入しました。
ピクミン2は時間に縛られずにのんびりお宝を集めるというコンセプトのゲームでしたが、今作はピクミン1の頃のスタンスに立ち戻ったような感じで、時間制限を強めに意識させられる設計になっていました。
100匹のピクミンをいかに効率よく分業させるかがキモのゲームなので、時間制限があったほうがやっぱりゲームとして面白いなと思いました。
ボリュームがちょっと物足りないなと思ってしまったのが残念でした。モードを追加して補おうとしたようですが、それでも物足ないなと感じました。楽しいゲームだったのでもう少し遊んでいたかったなと思いました。
シャドウバース チャンピオンズバトル
2020年11月5日発売。本家シャドウバースが大好きなのでこちらも購入してみました。
本家は基本プレイ無料で、欲しいカードがあれば課金をすればすぐにゲットできるという設計です。一方こちらは買い切りのタイトルなので、欲しいカードがあってもなかなかゲットできないというもどかしさを大事にした設計になっていました。
強いカードがあるのはわかっているけど手元にないから代替のカードをデッキに入れておくという、原始的なトレーディングカードの体験がゲームの中で再現されており、本家とは一味違った面白さがありました。
グラフィック面がもう一歩、といったところでしたが、事前の期待があまり高くなかった分、意外と楽しめました。
おわりに
コロナがどうなるかはわかりせんが、ゲーム業界は堅調に推移していますので、来年もいろんなサプライズを見れることでしょう。来年もゲーマーにとって幸せな1年になりますように。