【旅行記】ベネチア・ローマ・パリ5泊7日間新婚旅行
5泊7日間でベネチア・ローマ・パリを周る新婚旅行に行ってきました。ツアーを組まず、自分たちですべての移動手段と宿を手配する旅。記念に書き残しておきます。誰かの参考になれば幸いです。
1日目 羽田→ベネチア
22:55
羽田空港発。まずはイスタンブールまで、13時間ほどの飛行時間。
出発時点から眠かったものの、時間が長いためずっと寝てるわけにもいかない。機内食はちゃんと食べることに。
洋食か和食か。どちらも美味しかった。ターキッシュエアラインは初めてだったがとても好感度が上がった。
7:00
イスタンブール空港着。
1時間未満の乗換候補もあったのだが、初めて使う空港だったため、長い方を選ぶ。飛行機の遅延とかもあったら怖いし。
結果的には非常にスムーズに進めたため、5時間ほど待ちぼうけ。外に出れたらよかったのだが…。
乗り継ぎする人が多い空港のため、我々のような人がたくさん。高級ブランドのお店が立ち並び、ショッピングで時間が潰せるようにはなっている。ソファで寝てる人が多かったが。
13:05
イスタンブール空港発。
14:00
ベネチア空港着。
飛行機を降りたら水上トランスポートの案内に従う。水上タクシーに乗ってホテルまで。
水上バスの方が安いが、ベネチアの滞在時間が限られているため時間重視で。140ユーロ。
15:00
ルナホテルバリオーニ(Baglioni Hotel Luna)
ここは専用の船着場を持っており、水上タクシーで目の前までいける。そのためタクシーを選んだというのもある。ベネチアらしくて良い。
ホテルマンが親切で、居心地の良いホテルだった。観光地に近いのも良し。
16:00
ベネチア市内散策。歩いているだけで楽しい街。サンマルコ寺院は混んでいたので諦め。
ゴンドラへ。ダニエリという乗り場から乗船。混んでなかったのですぐ乗れた。
受付の人は90ユーロと言っていた。漕ぎ手の方は100ユーロ出したらため息橋を見せてあげられるよと言ってきたので100ユーロ渡した。ぼったくりの一種だったのかもしれないけど気にしないことに。
漕ぎ手は特に話しかけてこなかったので、ゆったり揺られていた。ベネチアという不思議な街を水路側から見られるという意味で、ゴンドラは良いアクティビティだなあと。
19:00
夕食。Googleマップから予約したレストランへ。生ハムとイカスミのパスタとリゾット。美味しかった。
2日分起きていたので早めの就寝。
2日目 ベネチア→ローマ
7:00
ホテルで朝食。絵に描いたような海外のホテルの朝食バイキング。パンが美味しかった。
8:00
散歩。水路と街路が複雑に入り組むため、一つとして同じ光景がない。素敵な街。
10:00
チェックアウト。鉄道駅へ。橋が多いのでスーツケースを持って歩くのはまあまあ大変。
10:30
水上バス。RialtoからFerroviaまで。窓口もあるが券売機で買えるのでラク。クレカも使える。7.5ユーロで固定。
11:05
Italoに乗る。Ventia S.L.からRome TER.まで。
乗り込む前に売店でパニーニのようなものを買って昼ごはんにした。
電車は事前にオンラインで予約して行った。車内でPDFを見せるだけ。楽ちん。
スーツケースがデカいので、Prima Businessというクラスを使った。席が良くて快適だった。飛行機の機内サービスみたいなものもあり、ドリンクと軽食が出た。ローマに着くまでに計2回来てくれたのでお得感があった。
15:05
ローマテルミニ駅着。ホテルへ移動。
スムースホテルローマレプッブリカ(The Republic Hotel)。ビジネスホテル系。清潔で良かった。
16:00
観光バスを予約してきたので、チケットを引き換えがてら乗ってみることに。
Hop on hop offという形態。ぐるぐる巡回しているバスに、どこから乗ってもいいし、どこで降りてもいい。乗り放題券を事前に払うだけ。
4社ぐらいが同じサービスを展開しており、我々はCitySightseeingという会社を選んだ。どこでも一緒でしょと思っていたのだが、バスの本数に有意に差があった。IOBusやI Love Romaという業者が多かったように思う。時期によって違うかもしれないが。
観光バスがすぐに来たら真実の口にでも行こうかと思っていたのだが、かなり待たされたので諦め。ごはんの時間を確保したかったので、観光バスに一周乗ってみてローマの全体感を掴むことに。
ローマという街はリソースのほとんどを観光に振り切っている。観光バスの2階から見ているだけでとても面白い。
19:30
ディナー。
美味しいカルボナーラを求めイタリアンへ。STRADAROMANA。Googleマップで見つけたお店。Googleマップで予約できたので便利。
カルボナーラとステーキを注文。ローマはシェアという概念は希薄らしく、1人一皿っぽい雰囲気でサーブされた。まあシェアするんですが。食後にティラミスとパンナコッタ。ティラミスは忘れ去られたためまあいいやということで退散。
3日目 ローマ・バチカン観光
8:00
ホテルで朝食。甘いパンの種類が多くて良い。
9:00
ちょっと現金の手持ちが減ってきたので両替。素早く交換してくれた。
観光バスを待つ。20分ぐらい待たされる。
10:00
コロッセオ。下調べが甘くて、入場チケットに予約がいることを知らず中に入れず。これは我々が悪い。
観光バスがたまたま停留所にいたので飛び乗る。こういう使い方ができるのは便利。
11:00
真実の口。ここは小銭を寄付するだけで写真が撮れる。満足。
バチカンへ向けて移動。観光バスを15分ほど待つ。
12:00
バチカンへ入る前にカフェで休憩。Terrazza Les Etoiles Roma。昨晩食べられなかったティラミスとコーヒーを頂く。ビルの7Fにあり眺めが良かった。
13:30
サン・ピエトロ広場。デカい。そして人が多い。サン・ピエトロ大聖堂への入場列が広場をぐるっと囲んでいる。大行列だったがここは外せないので並ぶ。
14:30
サン・ピエトロ大聖堂。入った瞬間に分かる別格の荘厳さ。さすがカトリックの総本山。建物も装飾も桁が違う。
中央の本堂だけでなく、他の部屋もいくつか見れた。地下のネクロポリスが印象的。ここまで見せてもらえるのだなあと。しかも無料だし。
16:00
クーポラ登頂へ。8ユーロ払うと階段のみで、10ユーロ払うと途中までエレベーターが使える。体力温存のためエレベーターで。
最上部までの道のりがスリリングで良い。昔の建物に繋ぎ込んでいるので、無理矢理なところもある感じがグッド。
17:00
バチカンの北側がファッション街になっており、奥さんの希望でブランドのお店へ。日本で買うよりもちょっと安いらしい。
18:00
サンタンジェロ城。昔の城塞を見学しつつ、中には美術品も展示されている。眺めの良いカフェもある。入場料16ユーロ。
ジョジョの聖地巡礼でもあるらしい。夕暮れ時だったので眺めが良かった。
観光バスでホテルへ戻る。終バスの時間がアナウンスされてないので不安だったが、他の運行会社の様子も見つつで。
20:00
夕ご飯。ピザが食べたかったので、Googleマップで調べたお店へ。マルゲリータがおいしかった。
4日目 ローマ→パリ
7:00
ホテルをチェックアウト。ついでに朝食を頂く。
7:30
ローマテルミニ駅。TRENITALIAに乗る。
オンラインで事前にチケットを購入した。QRコードを改札と電車内で見せて完結。
8:00
ローマフィウミチーノ空港。駅直結で便利。
ローマ→パリは格安航空を使った。EasyJetという会社。
オンラインで予約して、QRコードで各種手続きを進行。
手荷物の制限が厳しかった。大きい手荷物を持ち込む場合はプランのグレードアップが必要なのでシビアになるのもわかる。持ち込めるサイズを規定したボックスが置いてあり、係の人の前で入れさせられる。
10:00
ローマフィウミチーノ空港発。格安航空会社のため機内サービスはすべて有料。
12:00
パリオルリー空港着。
ホテルまでタクシーで移動。パリ市内行きのタクシー乗り場があるので、そこから乗車。
13:00
ホテルプルマンエッフェル(Pullman Paris Tour Eiffel)。チェックインして、早速観光へ。
14:00
ホテルの近くにメトロの駅があったので、メトロで移動。パリのメトロは一律料金のため考えることが少なくて良い。自動券売機はカードも使える。
凱旋門に登る前に先にご飯。Sir Winstonというイギリス&インド料理。スコッチエッグなどを食べた。
15:00
凱旋門観光へ。
地下道にある窓口でチケットを買う。オンライン購入もあるっぽいけど、なしでもなんとかなった。
手荷物検査を受けて、門の上を目指す。景色を見るだけかと思ったら展示物もあった。
16:00
シャンゼリゼ大通りでお買い物。
フランスのブランドに関しては、日本で買うよりも安いらしい。
20:00
いったんホテルへ帰還。
21:00
エッフェル塔に登りつつ、ディナーを楽しむコースとして売られているパッケージ。
塔の下に入るために手荷物検査がある。塔の下でマダム・ブラッセリーの受付。すごい並ぶ。そのあともう一回手荷物検査を受けて、塔の2F部分へ。
塔の2Fでもちょっと待たされて入店。前菜と主菜とデザートを選べる簡易的なコース料理。
5日目 モンサンミッシェル
6:45
ホテルプルマンエッフェルの下に集合。このツアーのためにプルマンに泊まった。とはいえ朝が早い。
Paris City Visonという会社。日本語のガイドがあるとのことでここにした。
9:00
高速のサービスエリアで休憩。
12:00
モンサンミッシェルの駐車場到着。
シャトルバスに乗る。
13:00
モンサンミッシェルの修道院に到着。ここに入るチケット代がツアーに含まれているため、ここまでが団体行動。これ以降はフリー。
Paris City Visonのオーディオガイドは専用のアプリをインストールさせる形式だった。いまっぽい。ただ、音声をダウンロードするために電波が必要なのだが電波が入りにくいエリアもあったのがちょっと残念だった。
14:30
修道院を見学し終えて、ふもとまで戻ってきて昼食。Le Tripotというお店。モンサンミッシェル名物のオムレツを食べた。
16:00
シャトルバスが混雑していたので、徒歩で駐車場まで戻る。40分ぐらい歩いた気がする。遠かったけど気持ちの良い散歩道だった。
パリに向けて出発。
19:00
行きにも使ったサービスエリアで休憩。
21:00
ホテル着。帰りもプルマンで降ろされるのでラク。
6日目 パリ観光
9:00
プルマンをチェックアウト。タクシーを拾って次のホテルへ。
9:30
Hotel Madame Reve Paris。プルマンがツアー参加に全振りしたチョイスだったため、1泊は高い宿に泊まってみたかったとのことで宿をチェンジするプラン。
10:00
歩いてルーブルへ。
ルーブルの入場も完全予約制。コロッセオの二の舞を踏まないように入念に準備。
全員予約チケットを持っているが、入口で荷物検査があるので長蛇の列ができていた。
11:00
ルーブル鑑賞スタート。
混むらしいのでモナ・リザを真っ先に見に行くルートを選択。たしかに一番混んでいたが、部屋に入れないほどではなかった。
14:00
1Fと2Fをくまなく回って、0Fでランチ。レストランでハンバーガーを食べた。
地下エリアで未踏箇所が残っていたのだが、気力が尽きたのでここで断念。
15:00
ローマ同様に観光バス。パリではBigbusという会社を使った。
凱旋門が離れたエリアにあり、ローマよりも1ループが長い。渋滞も酷かった気がする。パリの街を堪能すると同時に、ノートルダム大聖堂が工事のため見学を停止していることを知る。
パリでは観光バスは不要だった。いたるところに地下鉄駅があり、行きたいところには大体行けたため。
18:00
ホテルに戻る。体調を崩し気味だったのでこの日はこれでダウン。
7日目 パリ→羽田
10:00
飛行機までは少し時間があるので観光。地下鉄でオペラ座へ。
オペラを見るわけではなく、一部エリアに入れる見学ルート。事前にオンラインで予約ができるのだが、ここはなくてもなんとかなった。もちろんあった方がいいのだが。
11:30
観光バスでノートルダム大聖堂へ。停止しているとわかってはいるが、一応近くを見に行く。行きたいチョコレート店もあったので。
12:00
パトリック ロジェ (サン ジェルマン大通り店) 。日本には未上陸のチョコレートブランドらしい。海外でしか買えない品は、お土産にすると喜ばれる。
13:00
カフェで休憩。コーヒーとスイーツを頂く。
14:00
ホテルに預けた荷物を取りに戻る。
オペラ座付近から、シャルルドゴール空港へ向かう直行バスが出ているので移動する。スーツケースを抱えているのでタクシーを利用。
15:00
ロワシーバス(Roissy Bus)。16ユーロで空港まで連れて行ってくれる。地下鉄はちょっと雰囲気が悪いので、こちらを選んだ。3人以上いるならタクシーでもいいかも。
メトロと同じ券売機が歩道から生えているので、クレジットカードで購入する。チケットはバスの入り口で通す。
16:00
パリ市内の渋滞が酷かったが大体時刻通り到着。
免税店で買い物をしていたので、まずは免税の処理から。お買い物時にもらえる封筒を忘れずに。税関のお役人にスタンプを押してもらい、すぐ隣の免税窓口でお金を返してもらえる。
帰国前の荷物の整理をしつつ、飛行機にチェックイン。
18:50
シャルルドゴール発。
夕食時だったので、機内食が嬉しい。
00:20
イスタンブール着。
時刻が前に進んでおり、現地は夜中だが空港内は活気があった。さすが世界の玄関口。
羽田発の便がF14という非常に遠いゲートからだったので、ものすごく歩かされた。乗り継ぎを安全にこなしたいなら、1時間ぐらいは余裕を見ておいた方がいいのではと思った。
02:40
イスタンブール発。
体内時計はそろそろ寝る時間だったので、最初の機内食はスキップして寝ていた。
19:45
羽田着。
ここの時差がまあまあキツかった。体感は朝だけど日本は夜。しかも明日から仕事。
疲れていたから眠れたけども。お疲れさまでした。
iTunesで雲マークが出てiCloudに同期できないときの解決メモ
1. 困っていたこと
CDの楽曲をPCのiTunesに取り込もうとするときに、雲のマークが出ることがあります。このマークが出た曲はPCには取り込まれているのですが、iCloudとの同期に失敗しているらしく、iCloudで利用することができません。
ググっても解決方法が出てこず、自力で発見したのでメモがてら書いておきます。
2. 解決策
雲マークが出ている曲を右クリックすると、「iCloudミュージックライブラリに追加」という選択肢が出てきます。同期に成功している曲には出てきません。
これをクリックすると雲が点線マークに代わります。このマークの状態でもまだ同期は完了していません。
点線の雲マークは放っておくと消えることが多いので自分はあんまり気にしていません。
PCとiCloud間の認証をし直すと、同期処理がもう一度走って一気に点線が消えることがある…気がします。
もう1つの手段としては、「編集」の中の「環境設定」をクリック。
ここにiCloudとの同期設定があります。
「iCloudミュージックライブラリ」のチェックボックスが外れている場合はチェックを入れましょう。もともと入っていた場合でも、一度外して「OK」をクリックし、再度この画面に戻ってきてチェックを入れなおすと改善することがありました。
なんなんでしょうね。同期するぐらいしっかり作ってほしいものです…。
PowerPointへの画像のコピペが失敗する問題
調べても出てこなかったのでメモ。
困っていた事象
・重い画像をWebブラウザからPowerPointにコピペしようとしたとき、コピペが失敗して白い正方形がペーストされてしまう
・「情報を取得するためサーバにアクセスしています」というダイアログが出る
解決策
・白い正方形が出たら、ペーストの形式設定で「画像として貼り付け」を選ぶだけ
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー感想 - 諦めないこと・勇気を持つこと
評判が良くて期待して見に行ったマリオの映画が、その期待のさらに遥か上を行く体験だったため、興奮冷めやらぬうちにこれを書いている。
ネタバレします。
ストーリーではなく過程
マリオが映画化するらしい。それを聞いたときからもうすでにオチはわかっていた。マリオがクッパを倒して終わりだろう。誰にだってわかる。
この映画は予告の時点でクッパの狼藉を描いた。アレが悪役であり倒されるべき存在。とてもわかりやすい。
観客がこの映画に期待しているのは、クッパを倒すまでの過程だ。制作側はそれを完全に理解している。そして制作側が見せたいのも過程なのだ。今作が見ていて最高に気持ちいいのはそこだと思う。
複雑な人間関係はない。解決されるべき謎もない。観客が期待する過程、制作側が見せたい過程。両者が毎シーンごとにすり合って、面白さを生み出していく。いままでに味わったことのない映画体験だった。
音楽と映像
ノコノコを踏んだらこの音がする。ピーチ城に入ったらこの音楽が流れる。我々にはゲーム体験に紐づいた五感の記憶がある。それをこの映画は美しく拾ってくれる。
クライマックスのスーパースターのシーンは圧巻だった。よく考えればこれしかないのだが、あの音楽が流れ始めたときに全身にたった鳥肌は何だったのだろう。スーパースターにノスタルジーを感じているわけではないと思う。私はそこまでマリオに思い入れはない。
上述したことに重なるが、私があの音楽を期待したとき、一番気持ちいの良い形でそれが叶えられる。それが感動の正体なのかもしれない。制作側と会話をしているような気にすらなった。「アレを流してくれるよね?」「もちろんだとも!」
テーマ
マリオというコンテンツに哲学はないと思っていた。彼自身にも、ストーリーにもそれはないはずだと。だから映画のテーマを設定することには工夫が必要だったのではないか。
違った。任天堂は分かっていた。マリオには哲学がある。初代のマリオからずっとずっと貫かれていたソレが、今作でも見事にテーマとして描かれていた。「諦めないこと」「勇気をもつこと」。
マリオというコンテンツはゲーム体験が根底にある。任天堂がこの映画に直接携わることで、そこがブレなかった。本当に見事なディレクションとしかいいようがない。
マリオというゲームをクリアするには「諦めないこと」と「勇気を持つこと」が必要だ。映画でマリオというキャラを描くとき、この映画はそれを強みにした。我々プレイヤーが諦めなかったあから、映画でもマリオは諦めなかったし、勇気を持って未知に飛び込んだ。
任天堂は映画を通じて、すべてのゲーマーにエールを送ったのだ。よくぞゲームをクリアしてくれたと。諦めずに何度もリトライし、勇気をもってジャンプをしたと。映画でもゲームでも彼らの姿勢は全く変わらなかった。諦めないこと、勇気を持つことは尊い。
この映画を作るまでには相当長い年月がかかったらしいという話を聞いた。途中で困難にぶつかったこともあったのかもしれない。だけど、諦めずにやり切ってくれて本当に嬉しい。感動をありがとう。
「暮らしのアシスト」の解約に成功した話
経緯
「暮らしのアシスト」という名目で毎月2508円ずつクレジットカードから引き落とされていることに気づきました。自分で契約した覚えがなく、一切サービスを受けていなかったので解約したかったのですが、請求先がわからず困りました。
同様の事象に悩まれている方がインターネット上に情報を残してくれていたので、目星をつけることができました。トライバルユニットという会社のサービスらしいということがわかるとともに、電話すると解約できるという情報もゲットできたので挑戦してみました。先人たちに感謝。
自分の場合、引っ越しの際にネット回線をsonnetで契約したときにくっついてきてしまったように思います。こういう輩には目ざとく対処できる方だと自認していたのですが、まさかひっかかってしまうとは不覚でした。全く気付かなかった…。
電話1回目
この電話番号にかけました。
0120-284-225
20時までの営業時間で、平日の19時頃にかけたら音声認識のAIによる対応が始まりました。折り返し電話をかけるとのことでした。
1. 名前
いきなり聞かれたので焦りましたがまあ死ぬわけでもないので本名を名乗りました。AIに認識できるのか?
2. 電話番号
正しいものを教えないと土台に立たないので正直に伝えました。こちらはAIが復唱をしてきて、一発で正しく認識されていました。精度高い。
3. 要件
「暮らしのアシスト」を解約したいと伝えました
4. 折り返し希望時間
こちらは復唱がなかったので伝わったのか怪しかったです。
電話2回目(折り返し)
オペレーターから時間通りに電話が来ました。名前や要件もすべて正しく伝わっていて、AI応答ってすごいなあと驚くなど。
オペレーター:「暮らしのアシスト」の解約の件で折り返しお電話しました。
私:はい。お願いします。
オペレーター:こちらの方で手続きは行っておくので、お客様の方で何かしていただく必要はございません。
私:(IDのような情報を教えてないのになんで自分だと特定できるんだ…?)わかりました。ではお願いします。
ものすごく簡潔な応答で驚きました。とりあえず様子を見てみることにしました。
「暮らしのアシスト」は毎月5日に支払いが来ていました。この電話をした日は5日以降。今月分のサービスは受けたということで翌月5日は請求がくるかもしれないし、翌月から請求が終わるかもしれない。
結果
というわけで翌月。5日を過ぎたところで請求がありませんでした。念のため翌々月も待ってみましたが、請求は来てませんでした。というわけで電話一本で解約成功でした。よかったよかった。
2021年をプレイしたゲームで振り返る
毎年書いている振り返り記事です。コロナ禍の2年目とでもいうべき2021年。遊んだゲームの種類は少なめで、ソシャゲに熱が入った1年でした。
最近のソーシャルゲームはゲームの中だけではなく、ゲーム外での広報活動まで盛んに行われていて、ゲーム外でもどっぷり楽しませてくれるようになりました。継続運営がゆえの戦略ということでしょうね。
2021年遊んだゲーム
モンスターハンターライズ
2021年3月26日発売。和風のテイストと一新されたアクションから、モンハンシリーズの正統な本編ではないのかなと発売前は思っていました。でも実際遊んでみると紛れもなくモンハンで、新しい表現にチャレンジしたり、新しいアクションをたくさん取り入れたりしていて素晴らしかったです。攻めの姿勢が見えるご長寿シリーズは好きです。
ポケモンユナイト
www.pokemonunite.jp
2021年7月21日サービス開始。
Switch版でやってみました。MOBA初心者だったので途中から全然勝てなくなってしまって挫折しました。全体の戦況を見ながら動くのって難しいですね。自分の苦手分野です。
ガーディアンテイルズ
guardiantales.jp
2021年10月6日サービス開始。
Yostarの新作は触ってみるの精神でインストール。2Dゼルダのような遊びごたえでした。スマホゲームでこれが実現できていることに驚くぐらい、レスポンスが非常に気持ち良かったです。良くできているなあと思いました。毎日遊びたくなるぐらいハマったわけではなかったので離脱。
Going Medieval
Steam で 10% オフ:Going Medieval
2021年10月ごろに遊びました。アーリーリリース版だったと思います。
街づくりゲームが好きなので買ってみました。ほぼ何もない荒野を開拓して村を作っていくサバイバル精神にあふれたゲームです。春夏秋は過ごしやすい気候で作物も実るのに、冬は地獄のような環境になって自然の厳しさを身をもって知りました。生きるというのは大変だ。良いゲームでした。
ピクミンブルーム
pikminbloom.com
日本では2021年11月1日リリース。
ピクミンシリーズが好きなのでインストール。ポケモンGO以上に"歩くだけのゲーム"になっていて、それが逆にゲームで忙しい自分にはハマりました。めちゃくちゃ面白いわけでもないけどなぜがついつい触ってしまうので、やめようかどうか迷っています。
真・女神転生V
2021年11月11日発売。ペルソナシリーズは遊んだことがあるのですがメガテンはこれが人生初めてでした。大ボリュームでまだクリアできていません。仲魔合成と戦闘システムが綺麗に結びついていてすごい。やはり愛されているシリーズは面白いですね。
前年から引き続き
Shadowverse
https://twitter.com/shadowverse_jp/status/1401840120232222720
今年で5周年。オフシーズンもついつい触りたくなるぐらいにはまだまだ自分の中で熱量を持って遊べているゲームです。そもそものゲームの基盤が好きなのでしょうね。
アズールレーン
https://twitter.com/azurlane_staff/status/1437596967534833664
今年で4周年。ゲームの様々な機能に修正が入り、遊びやすくすることを意識して運営されているのが伝わってくる1年でした。今後どんな変貌を遂げていくのかが楽しみです。
ワールドフリッパー
https://twitter.com/world_flipper/status/1472854321578782721
2周年を迎えました。ドット絵で魅せるストーリーがあまりにもよくできているゲームです。システム改修も頑張っているので応援してあげたい。
アークナイツ
https://twitter.com/ArknightsStaff/status/1350344552121393154
もうすぐ2周年。ストーリーの重厚さとタワーディフェンスの奥深さでますますハマる1年でした。新しい形式のイベントがどんどん出てくるので、開発陣が意欲的なのだろうなと嬉しくなります。
プロジェクトセカイ
https://twitter.com/pj_sekai/status/1443229088768933893
1周年を迎えました。去年の時点ではここまで大きなコンテンツになるとは予想できませんでした。オリジナルキャラが魅力的なだけでなく、ボカロ文化への理解と愛に満ち溢れていて本当に素敵な運営をされています。ボカロがより多くの人に愛されるような世界を目指して頑張っていってほしいものです。
オリンピック開会式でゲーム音楽が"正しく"使われた快挙に寄せて
一晩が経ち実感が湧いてきた。興奮はさめやらない。
東京オリンピックの開会式。選手入場のBGMとしてゲーム音楽が使われた。ゲーム業界の片隅にいる人間として、これがどれだけ意義のあることなのか語りたい。断じて「オタクを喜ばせるためだけの浅い演出」などではないと思っている。
オリンピックの開会式で使われること
オリンピックが大きな祭典であることは言うまでもないが、これから自分が展開する話において何が重要なのかを書き出してみる。
①「注目度」・・・世界中から参加者が集まり、世界中の人の視線が集まる
②「伝統と格式」・・・由緒正しい、歴史のあるイベントである
③「経済規模」・・・放映権やスポンサー費用を巡って莫大な額のカネが動く
この3点においてオリンピックと肩を並べるイベントは多くない。
使用楽曲のトップバッターはドラゴンクエストであった。初代ドラクエ発売は1986年。オリンピックの開会式で楽曲が使われるに至るまで、実に35年もの歳月が流れた。
ゲームは子供のための玩具、もしくはオタクが好むサブカルチャー。2021年でもそんな捉えられ方をされていることは知っている。しかし、オリンピックというあまりにも重要度の高いイベントにおいて、世界に向けてメッセージが発信される開会式の場で採用されたことは、ゲームの地位が著しく向上していることを示している。
オリンピックの持つ価値に照らして、ゲームにスポットライトが当たったことは次の2点から重要である。
①「文化」・・・日本が世界に誇るべきものとしてゲームが採用されたこと
②「マーケット」・・・ゲーム業界とそのファンがカネを使える存在だと認知されたこと
任天堂とソニーという2大プラットフォマー、大小様々なソフトウェアメーカー、クリエイターたち。たくさんの作り手の血のにじむような努力で築き上げられた「文化」と「マーケット」である。その中心に日本人がいたことは間違いなく、心の底から誇らしく感じる。
ゲーム音楽が"正しく"使われること
「オタクを喜ばせるためだけの"浅い"演出ではない」と書いた。ゲーム音楽が果たすべき役割が正しく理解されていて、適材適所で活用されていることが素晴らしいと感じた。
ゲーム音楽はゲームの付属品ではない。ゲームを構成する大事な要素の1つだ。ゲーム音楽がなければゲームは今の形にはなっていない。
開会式でゲーム音楽が果たした重要な役割は以下の2点。
①「ファンファーレ」・・・オープニングを告げるもの
②「BGM」・・・ゲームプレイに寄り添い、雰囲気を盛り上げるもの
1曲目のドラゴンクエスト「序曲:ロトのテーマ」は選手入場を告げるアナウンスとともに再生された。ドラクエシリーズはゲームの起動時に流れるオープニングで一貫してこの曲を使ってきた。この曲が流れるとドラクエが"始まる"と感じる。
異世界へのいざない、冒険の開幕、非日常への切り替わり。この楽曲がドラクエをプレイする人たちにもたらしてきた演出的価値が、正しく理解され、正しい場面で使われていた。素晴らしいことだと思う。
2曲目以降の楽曲は、選手入場の裏で鳴り続けた。大部分のゲーム音楽はBGMとして制作される。どのようなゲームプレイのお供として楽曲が聞かれるかを想像しながら、作曲家はゲーム音楽を作り上げる。ゲーム体験を邪魔することだけはしないように、しかし最大限雰囲気を盛り上げられるような曲を書く。これは本当に独特なクリエイティブだと思う。
選手入場のメインは選手たちだ。4年に一度の晴れ舞台のために研鑽を積んできたのだ。彼らの行進をゲーム音楽は邪魔しない。当たり前だ。そのように作られているのだから。かといって存在感がないわけではない。この絶妙なバランスこそゲーム音楽の真骨頂だ。
選手入場というのはゲーム音楽が使われる場面でこの上なくぴったりだった。ゲーム音楽が長年培ってきたものを、演出の方々が正しく理解していたのだ。涙が出るほど素晴らしい瞬間だったし、あの行進が永遠に続けばいいとさえ思った。
おわりに
開会式演出チームには不祥事が相次いだ。任天堂楽曲は1曲も使われていなかった。採用された楽曲の制作陣の過去が完全にクリーンかといえばそうでもない。
サラリーマンをやっていれば、大人の事情というヤツが嫌でも想像できる。手放しでは喜べないことは理解している。それでも、ゲームがまた1つ大きな一歩を踏み記したのではないかと自分は思う。
ゲームが小説や映画のような芸術的文化の1つとして認められる世界に貢献したい。これは自分がゲーム業界に就職を決めたときに胸に抱いた密かな野望である。自分が何もしなくともゲーム文化は前に進んでいくだろう。そこに少しでも力添えできたら、いい人生だったと心から言えると思う。これからも頑張っていきたいと思わせてくれる、素敵な瞬間だった。ありがとう。