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理系院卒のネットワークなブログ

意外なところに「つながり」ってありますよね

老害が大学の学園祭を語るな - 元学祭実行委員の感想

 Twitterでこの記事が流れてきました。いろいろ思ったことがあるのです。

学園祭実行委員会が学園祭をつまらなくした

 

 タイトルがそのまま趣旨を表しています。僕も学園祭の実行委員をやっていました。いろいろと突っ込みたい記述は多いのですが、記事の中で僕が一番議論したいのはここです。

 

 "学園祭の主体が文連から学祭実に移行することで、学園祭の、目玉イベントが、教室での文化系サークルの学術文化展示から、ステージでの大規模イベントへ移行していった。そして私個人の感想としては、学園祭で見る価値のあるものが大幅に減ってしまった。模擬店祭ばかりになってしまった。(中略)まだ各サークルやゼミが主体的に活動している見どころある学園祭も少しは残っているから、今後はそういう大学の学園祭だけ見に行くとしよう。"

 

 この人の意見では「ステージでの大規模イベント」は見る価値がなく、「教室での文化系サークルの学術文化展示」こそが見るべきものらしい。この移り変わりを持ってして「つまらなくなってしまった」と言っている。いくら「私個人の感想としては」と断りをつけてあったとしても、僕は納得出来ない。

 

 文化サークルの教室展示とは一体なんなのでしょう。音楽系のサークルのライブでしょうか。うちの大学の文化サークル連盟に所属している団体のうち、半数弱は合唱や楽器がらみのものです。でも文章から判断するに、この人はそんなものを想定しているのではなさそうですよね。クイズ研究会のクイズ大会?水彩部の作品展示?それとも社会学研究会の青臭い政治論?正直言って、学園祭運営に携わっていた僕でさえ、イメージ出来ないのです。まったく分からない。 

 

 僕は「文化系サークルの展示が見たい」という発言に「昔は良かった」とか「近頃の若い者は」と同じニオイを感じてしまってならないのです。確かに、そういう時代があったのは興味深いことです。しかし、今はその時代ではないのです。文化系サークルの展示の何が楽しいのか。なぜそれらには見る価値があって、今の学祭には見る価値がないのか。それを今の若い世代にもわかる言葉で、示して欲しかった。そういう趣旨の記事ではないと言われたらそれまでかもしれませんが、僕を含めた全国の学園祭実行委員のプライドを「つまらない」という言葉で踏みにじるなら、それらを提示した上でやってほしかった。じゃないと、ただの老害の戯言としか受け取ってもらえないでしょうに。