理系院卒のネットワークなブログ

意外なところに「つながり」ってありますよね

【旅行記】飛行機乗り継ぎチューリッヒ グロスミュンスターなど

 9月にフィレンツェバレンシアで開かれた2つの国際学会をハシゴで参加してきました。フィレンツェの学会が終わり、飛行機で移動をします。その経由地のチューリッヒを少し観光してきました。

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フィレンツェからチューリッヒ

 9:50にフィレンツェ空港を出発する便に乗ります。8時過ぎぐらいに空港に着いておけばいいかなと考えて、いつも通り7:30から朝食を食べます。ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらいます。行きのタクシーの運転手はスマホをいじっていましたが、今回は真面目に運転してくれました。ただスピードはかなり出ていましたね。怖かったです。空港までは20ユーロ固定のようで、行き先をつげたらすぐに20ユーロに固定されました。行きは35ユーロぐらい払ったのですが、まさかぼったくられたのでしょうか。

 そんなことを考えているとフィレンツェ空港に到着です。スイス航空を初めて使います。チェックインのカウンターにはものすごい列が出来ていて焦りました。しかしよくよく掲示板を見てみると、出発便によって列がわかれており、僕らが乗る便はほとんど待つことなくチェックインしてもらえました。

 フィレンツェ空港は小さい空港でした。手荷物検査をしたらすぐに出発ロビーがあります。待合室があまり大きくなかったので混雑していました。

 チューリッヒへと飛び立ちます。イタリアとスイスは国境を接しているので近いです。1時間ちょっとのフライトでした。途中で両国の間にまたがるアルプス山脈の上を飛んでいきます。氷河と深い谷、そしてところどころに見える町。すごい眺めでした。

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 スイス航空では機内でチョコがもらえます。スイスと言えばチョコですね。甘くておいしかったです。

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 チューリッヒ空港に降り立ちました。観光をするために空港の外に出ます。多くの乗客が乗り継ぎをするために他のゲートを目指す中、僕らは出口の方へ歩いていきました。乗り継ぎの飛行機をわざと1本遅らせたのですが、なんにもお咎めなくあっさり出られました。

チューリッヒ中央駅へ

 チューリッヒ空港はかなり大きな空港です。ヨーロッパの五大空港のうちの1つだそうです。残る五大空港を調べてみるとパリ、フランクフルト、ロンドン、アムステルダムのようです。

 市街地までは歩ける距離ではなかったので鉄道を使っていくことにしました。鉄道を使えば10分そこそこでチューリッヒの中央駅にたどり着きます。券売機で切符を買おうとするのですが、僕らはスイスフランを持っていません。スイスはユーロを導入していないのですね。しかし3時間ほどの滞在のためにスイスフランに両替するのもばからしいので、クレジットカードで乗り切ることにしました。

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 券売機を英語に切り替えて切符を買おうとするのですが、クレジットカードが上手く動作してくれません。カードを替えてもだめ。よくわからないので窓口で買うことにしました。窓口ではカードも無事使えたので切符を手に入れることができました。窓口のおばさんはすごく親切でした。往復でひとり13スイスフランぐらいでした。

 電車に乗り込みチューリッヒ中央駅を目指します。改札はありません。乗ろうと思えば切符なしでも電車に乗れます。Self-check areaだそうで、見つかったら重いペナルティがあるようです。

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 15分ぐらい電車に乗って中央駅に到着。さすが一国の首都の中央駅だけあって滅茶苦茶広いです。改札がないので開放的な雰囲気です。

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 外から見るとまたすごい。伝統を感じます。

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チューリッヒの町並み

 駅の南口から出て歩きます。駅だけでなく町中の建物はどれも歴史がありそうです。その一方でビジネス活動が盛んに見えます。昔と現代のいいところが融合した都市でした。そこかしこにトラムが走っていて、道路を走る車は少な目でした。歩道は清掃が行き届いており非常に美しいです。流れている川が景観にアクセントをつけてくれます。

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 まずはグロスミュンスター大聖堂に向かいました。2本の塔が特徴的な建物です。中央駅からゆっくり歩いて20分ほど。さっさと歩けば15分ぐらいなのかな。

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 無料で中に入ることができます。美しいスタンドグラスがはめられているのですが、建物の中は撮影禁止でした。そして4スイスフラン払うと塔のてっぺんまで上ることができます。スイスフランを持っていないので、受付のお姉さんにカードで払えるかと聞いたのですが、カードではだめでした。でも、ユーロはオッケーとのことだったので支払うことができました。ありがたいですね。ユーロとスイスフランの価値は同じぐらいらしく、4ユーロ払って上ります。フィレンツェで塔に上ったのと同じように、すれ違うのもやっとの狭い階段を上っていきます。ヨーロッパはどこもこんな感じなのでしょうか。

 登るのは大変でしたが、てっぺんからの景色は素晴らしかったです。川は湖に流れ込んでいるようでした。写真の奥の方まで続いています。この日はヨットがたくさん浮かんでいました。

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 茶色の屋根の統一感のある街並みです。一方で町の中心部の方には高層ビルも見えます。

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 川の対岸にはもうひとつの観光名所であるフラウンミュンスターがあります。ここは「観光客お断り」的なニュアンスの看板が出ていたので入るのはやめておきました。フランウンミュンスターを出て駅へ戻る方向へ歩きます。

 歩いている途中になんだか可愛いお店を見つけました。チョコレートの専門店のようだったので入ってみました。teuscherというチョコレート屋さん。

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 チューリッヒの滞在時間は限られているため、ここでお土産を買ってしまおうと考えました。中に入って商品を眺めます。スイスフランで値段が書かれているのですが日本円に換算すると「あれっ」って思うぐらい高い。高級なお店なのでしょうか。まぁでも旅行にきてケチるのもあれなので買っていくことに。

 家族と自分用のトリュフチョコレートにプラスして、離れて住んでいる祖母のために日持ちのするチョコレートを買いました。トリュフのチョコは基本的に賞味期限が短く、1か月程度でした。日本の雑誌の切り抜きが店内に張ったあったのですが、超高級店として紹介されていました。日本で買うと1枚の板チョコが1700円とか。可愛い感じのお店だったのにえげつない。スイスで買う分にはまだましだったと思います。

昼ごはん

 お腹が減ってきたので昼ごはんを食べることにしました。特にあてがあったわけであないので、その辺のレストランに入ることにしました。Augstという名前のお店でした。せっかくスイスに来たので名物が食べたいと思ったのですが、イマイチなにを頼んだらいいのか分かりません。スイスっぽいものということでソーセージをオーダーしてみました。

 ソーセージが来る前にパンを出してくれました。これはイタリアのシステムと同じです。イタリアと違ったのはバターを出してくれたところです。このバターが日本で見るものとは違って空気をたっぷり含んでいてふっくらしていました。味も濃厚でおいしかったです。

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 パンを食べてしばらくするとソーセージが来ました。ひとつは子牛のソーセージ。白い。ジューシーで美味しかったです。

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 もうひとつはラム肉のソーセージ。ラム独特の風味がありました。香辛料がねりこまれていてぴりっと辛かったです。バランスが絶妙で美味しかったですね。

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 ソーセージになにか付け合わせがあることを期待していたのですが、何もなかったです。オーダーするときに店員さんにサイドメニューはいいのか?と何度も聞かれたのですが、こういうことだったのですね。ソーセージに付け合わせが一切ないから何かたのめってことだったと。まぁこういうこともあります。

チューリッヒ空港へ戻らねば

 そろそろ時間がなくなってきましたが、聖ペーター教会に向かいました。こちらは大きな時計台があります。これだけ大きいと街の至る所からみることができますね。時計の国スイス。中には入れなかったので写真を撮って終了です。

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 駅に帰る途中にリンデンホフの丘があります。本当に単なる丘なのですが、けっこう高いのでいい眺め。グロスミュンスターのてっぺんを先に見てしまったので大きな感動はありませんが。

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 こんな感じでチューリッヒで見ようと思っていたものを全部見ることができました。心残りなのは、いろいろなチョコレート屋さんに入ってみればよかったなぁということです。

 駅に帰ってきました。ホームが本当にたくさんあってどこに行けばいいのか迷ってしまいます。グーグルマップで何番線に乗ればいいのかまで表示されたので助かりました。往復の切符を買ってあったのでこのまま空港へ帰ります。チューリッヒ空港は大きな空港なので出発ゲートにたどり着くでにものすごく時間がかかります。時間に余裕を持っておいて助かりました。2層構造になっていて下には歩く歩道が流れています。おもしろいですね。人間の高速道路みたいです。

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 バレンシアに向かう便に乗り込みます。出発時間は17時。バレンシアに到着するのは19時。バレンシアはかなり西の方にあるので時差を考慮するとかなり長いフライトになるのではないかと心配になりました。しかし機長のアナウンスで気づいたのですが、スイスとスペインに時差はないのですね。驚きました。むしろイギリスとスペインに時差があることが驚きですね。

バレンシア到着

 というわけで2時間ぐらい飛行機に乗ってバレンシアに到着。先生と同じ宿なのでみんなでタクシーにのって宿へ向かいます。チェックインは名前を伝えてパスポートを見せて完了。

 フロントの人に聞いたところ、近くにスーパーマーケットがあるということで夕食を調達しにいきました。その前に部屋に荷物を置いたのですが、なんとこのホテルの部屋には冷蔵庫がない。いろいろ買い置きしておこうと思ったのですが、常温保存できるものに限られてしまいました。普段当たり前に利用しているものがなくなったときの不便さを思い知りました。

 スーパーに行ってみて驚いたのですが、出来合いのものがまったくおいてありませんでした。せいぜいパンぐらい。というわけでパンとバナナで夕食を済ませました。今後しばらくはこういう生活が続きそうだということでげんなりしました。

 でもホテル自体は新しくてピカピカで部屋もきれいです。シャワーを浴びて寝ました。

 

 

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