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【旅行記】学会@バレンシア4 発表本番&ご褒美ステーキ

 9月にバレンシアで開かれた国際学会に参加してきました。その4日目の旅行記です。

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発表本番

 この日はついに発表の日です。いつも通り7:30に起きて朝ごはんを食べて出発。朝ごはんは前日に買っておいたバナナでした。ばっちりとスーツを着込んで、朝からセッションに出ます。

 今日はシンポジウムセッションというのが行われていました。あるテーマについて数人がトークを行い、その後スピーカー全員が舞台に上がってディスカッションが行われます。この日のテーマは大規模化するデータセンターについて。学会を通じてこのテーマはよく扱われていました。業界のトレンドってやつですね。

 僕の発表は最後のセッションのさらに最後の方。17:45からということで待ち時間が長いです。昼ごはんはいったんホテルに戻って食べました。ここで最後にもう一度練習して本番に臨みます。

 本番は何事もなく終わることを期待していたのですが、ちょっとしたハプニングがありました。僕の順番が回ってきて、さぁ発表だという具合に立ち上がったときのことです。順番的に僕の1個後ろの発表者が猛然と前に出てきて、発表を始めてしまったのです。最初は僕が順番を勘違いしていたのかなと思ったのですが、確認してみるとやっぱり僕は飛ばされています。少しして座長さんもそのことに気づいたらしく、こちらにサインを送ってきました。すまんと。

 僕は順番を入れ替えて発表となりました。元々は最後から2番目だったのですが、入れ替わってしまって最後の発表者になりました。途中で帰っていってしまう人がいたのが悲しかったですね。しかも質疑応答では質問がひとつもなく終わってしまいました。本来は座長さんが質問するべきところなのですが、専門ではなかったのでしょうかね。一番難関の英語での質疑応答は、今回は不戦勝という形になりました。

 発表が終わった後で、順番を飛ばしてしまってすまなかったと、座長さんと発表者が謝ってくれました。まあだれにでも間違いはありますよね。ちょっとびっくりしましたが、無事に終わって良かったです。

ご褒美ステーキ

 発表お疲れさまということで助教の先生にごはんに連れて行ってもらいました。会場やホテルは郊外にあり、近くにはよさげなお店がないので市街地まで足を伸ばすことにしました。しかし歩ける距離ではありません。メトロやバスを使わないといけないのですが、お金がかかってしまいます。そこで学会のシャトルバスを利用しました。本来は市街地に宿をとっている学会参加者のために学会が用意してくれているものなのですが、僕らも学会参加者なので特に問題はないでしょう。

 この日までバレンシアの中心部にまったく行ったことがありませんでした。やっとバレンシアという街を初めてみることになりました。郊外は本当にお世辞にもキレイとは言えない街並みなのですが、中心部はキレイです。緑が多くて、古い建物もけっこう残っていました。

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 お肉を食べに来ました。Gordon 10というお店です。先生が探してくれました。何のランキングかは知らないですが、バレンシアの4位のレストランなのだとか。たぶんトリップアドバイザーかな。

 雰囲気たっぷりの薄暗い店内に入ります。店員さんが本日のおすすめのお肉を現物を示しながら紹介してくれました。きちんとした英語で話してくれたのですが、お肉の部位を言われてもよく分かりませんでした。どのお肉のことも褒めちぎっていたので結局どれが一番オススメなのかは不明。そもそもメニューと対応して教えてくれなかったのでどれを頼んだらそのお肉が出てくるかが分かりませんでした。なのでもう一度店員さんを読んで、メニューの中からどれがオススメかを教えてもらいました。

 まずはビールが運ばれてきたので乾杯。ビールは基本的にひとりずつ小瓶で注文するスタイルのようです。ハイネケンを飲みました。

 最初にパンを出してくれるのでそれを頂いていると、前菜で頼んだソーセージが登場です。カリカリに焼き上げたソーセージとポテトのセット。真ん中にあるのはオリーブオイル。熱々を頂きました。ジューシーでおいしいです。

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 僕が頼んだ主菜はこれ。シンプルな牛肉のステーキ。肉々しさ満点。でも非常に柔らかかったです。焼き加減も絶妙。マッシュルームが串刺しになっているのは何故だったのだろう。

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 もうひとつおすすめされたのはこちら。

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 生のお肉に卵が落としてあります。ユッケのような感じでしょうか。お酢で味付けがしてあって酸っぱいです。かき混ぜてからパンに載せて頂きます。口に合わないわけではないですが、感動するほど美味しいわけでもなかったです。好きな人は好きそうだなあと思いました。スペインの味なのかもしれませんね。

 食事後はメトロで帰るのが面倒だったのでタクシーを使いました。発表が終わった開放感に浸りながら、いい気分で眠りにつきました。

 

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