理系院卒のネットワークなブログ

意外なところに「つながり」ってありますよね

27歳。第一次結婚ラッシュがきた

今年で27歳になります。6月は結婚式に呼ばれることが多かったです。毎週のようにスーツを持って地元に帰りました。結婚ラッシュが僕の周辺にやって来たようです。

 大学卒の人で社会人5年目。大学院卒で社会人3年目。生活の基盤が固まってきて、結婚に踏み切る人が多いのでしょう。特に、学生時代から付き合っていたカップルがめでたくゴールインというケースが目立ちます。(正確に言うと高卒で就職した人たちの結婚ブームがあったのですが、残念ながらコミュニティが違ってそれを肌で感じることはありませんでした。)

 学生時代の1つのコミュニティの中で出会った男女が付き合って、結婚まで至る。なんと幸せなことなのでしょうか。一片の曇りもない幸せで満ち溢れた結婚式は、とてもとてもまばゆいものでした。同じコミュニティに属していた自分は、新郎新婦両方と知り合いで、両方の物語を知っている分、彼らが結婚という1つの節目を迎えたことを本当に心から嬉しく思いました。

 

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 さて、目の前でゴールインをしているあのカップルがお付き合いを始めたとき、同じコミュニティにいた自分も、構成員のひとりと付き合っていました。たしかに、そのはずです。妄想ではありません。彼らがこうやって節目までたどり着いているのに対して、自分は何をしているのでしょうか。

 彼らが成し遂げたことを、自分はできなかった。何故だろうという問いかけが、心の片隅に巣食っているのをのぞき込みます。自分に何か欠陥があるのではないかと、不安に苛まれる瞬間、ふと立ちすくんでしまいます。

 

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 この不安を解消するためには、将来をお互いに約束できる相手を見つけさえすればよいはずです。しかし、仕事が僕の目の前に、大きな壁となって立ちふさがります。ソイツを言い訳に、僕は出会いを探す努力を怠っています。このままじゃいけないと思うものの、仕事で疲れ切った自分に、一歩踏み出すためのきっかけを探すエネルギーはありません。

 地方から東京に出てきたものだから、交友関係の地盤も貧弱。かといって社内はリスキー。言い訳をならべて、勝手に八方ふさがりの気分に浸ってしまっています。

 

 さてさて僕の将来はどうなるのでしょう。結婚式ラッシュの中でふと考えてしまいました。この文章が、僕の黒歴史になる日が来ることを祈っています。

 

 

そういえば、大企業の内々定を蹴り飛ばしてベンチャーっぽい会社に就職することを研究室の教授に告げたら、「そんな会社じゃ結婚できないよ」と言われたことを思い出しまして。あの人を見返せない。

 

 

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 あと、結婚式のシーンから始まる物語も思い出しました。大好きな作品です。

肩ごしの恋人 (集英社文庫)

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