Auto Chessにハマってしまいました。最近現れた新手のジャンルなのですが、これはやっておくべきゲームだと思います。PCやスマホで似たようなゲームがどんどん出てきているので、自分がやりやすいものを選んでインストールしてみてください。僕は「Auto Chess:Origin」をプレイしています。
(そもそも何をもって”Auto Chess”と呼ぶのか?という定義の話もあるのですが、そこは面倒なので割愛してこの総称で呼ばせて頂きます)
こんなような画面のゲームです。
スマホ向けPvPゲームの新発明
「Auto Chessはどんなゲームなのですか?」と聞かれて、一言で返すのはとても難しいです。ゲームのシステムが複雑だというわけではなく、存在しているどのゲームにも似ていないからです。全く新しいジャンルが登場したのだと思ってほしいです。
昨今は次から次へと新しいゲームが生み出されているわけですが、全く新しいシステムを流行らせるのは至難の業です。新しいゲームは説明が必要で、とっつきにくいのです。だからこそ、このビッグウェーブには価値があります。
もともとはPCゲームとして生み出されたのですが、Auto Chessのシステムはスマホの操作性で全く遜色なく遊べます。これは大きな強みです。荒野行動などもスマホ向けのものが出ていますが、シューティングゲームはどうしてもスマホではやりにくいですよね。
パクリゲームを作りやすい
Auto Chessが流行っていることを受けて、すでにたくさんの企業がパクリゲームをリリースしています。システムを構築することは難しくないので、今後もどんどんとこのジャンルのゲームが作られるでしょう。脱線しますがポケモンGOのパクリゲームは本質的には作れないのです。あのゲームの中に存在するポケストップはIngressで貯め込んだ唯一無二のデータだからです。
Auto Chessのシステムには拡張性があります。大枠は同じになるのですが、細かいところの味付けはいくらでも変えられます。名前とゲーム画面はチェスなのですが、少しプレイしてみると「これは全然チェスじゃないじゃん」と気づきます。本質的には碁盤状のボードを使う必要すらありません。今は見た目が似ているパクリゲームが多いですが、見た目を変えたゲームもそのうち出てくると思います。
キャラクターがたくさん登場するゲームなのですが、今はアメリカ製のゲームが大半なので、キャラもアメリカ向けです。使っていると愛着が湧いてくるのですが、可愛くはありません。日本人好みのキャラを使ったゲームを作れば、日本で流行らせることはできる気がします。どの企業が一番最初にこのシステムのゲームを出すのか楽しみです。
コアゲーマーの間ではすでに「流行っている」
ゲームを作るからには流行らせてたくさんの人にプレイしてもらう必要がありますが、Auto Chessの情報を集めているとゲームを流行らせることがどんどん難しくなっているように感じます。同じ世代の人がみんな同じゲームをプレイするというような時代にはもう戻れないのではと思っています。
コアなゲームファンはすでにAuto Chessをプレイしています。特定の層だけを見ればこのゲームはすでに流行っていると言っても良いと思います。流行っているどころか、自分に合わないと思ったゲーマーはもうすでに飽きています。なので、世界中でたくさんの人がAuto Chessを一斉にプレイするという環境にはならないだろうなと思っています。
PvPゲームはライトなゲーマーが入りにくい構造をしています。負けたら面白くないので、熱心にゲームをプレイしない人や上手になれなかった人は残ってくれないのです。そういう意味で、Auto Chessはすでにレッドオーシャンで、いまから作ったとしても激しい競争に晒される未来が見えます。
Auto Chessをめぐる一連の動きは、この業界の変遷のスピードが一段と速まっていることを印象付けられる出来事です。確かなことは何もわかりません。一つ言えることは、面白いのでぜひプレイしてほしいということだけです。
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